ポータブルオーディオ向け16ビットマイクロプロセッサの発売について 2002年9月18日
当社は、ポータブルCDやデジタルオーディオなどのポータブルオーディオ向け16ビットマイクロプロセッサの新製品として、業界最小の低電圧1.8V駆動を実現した「TMP91CW28FG」を開発しました。サンプル出荷は2003年3月末から行い、2003年6月から月産30万個規模で量産を開始します。 新製品は、低電圧駆動・低消費電力・高性能のオリジナル16ビットCPUコア「TLCS-900/L1」を搭載することにより、業界最小の低電圧1.8Vでの駆動を可能にしています。また、ポータブルCDにおける音飛び防止技術ESP(Electrical Shock Proof)に対応するため、当社独自のBCD(Binary Coded Decimal)加減算回路*を内蔵することで処理時間を早くするなど、多機能化が進むポータブルオーディオ機器などに適しています。
新製品の主な概要 開発の背景と狙い 近年、性能が急激に向上しているオーディオ市場においては、圧縮技術を用いた機器の需要が急増しています。こうした機器では多くのファイル管理を行いますので、高速処理、大容量メモリなどの仕様が要求され、とりわけポータブルオーディオ用途としては、電池寿命や低ノイズ対策のため、低消費電力で駆動するマイクロプロセッサへのニーズが高まっています。 当社は、こうしたニーズに対応し、高速動作可能でかつ低電圧駆動・低消費電力を考慮したCPUコア「TLCS-900/L1」を搭載し、ESPに対応したBCD加減算回路を内蔵した新製品を商品化しました。新製品の採用により、機器の設計を容易にするとともに、低消費電力化、CPUへの負荷の軽減を実現できます。 新製品の主な特長
新製品の主な仕様 お問い合わせ先
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