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業界最小の低消費電流を実現した車載用システム電源ICの発売について

2002年9月24日

業界初のサブクロック回路内蔵によりシステムの高信頼性化、低消費電流化に貢献

「TB9001FN」

 当社は、自動車に搭載する制御用マイコンに安定した電圧/電流を供給する車載用システム電源ICの新製品として、業界最小の低消費電流を達成した電源IC「TB9001FN」を開発しました。サンプル出荷は本日から行い、2003年第2四半期から月産100万個規模で量産を開始します。

 新製品は、業界で初めて32kHzのサブクロック発振回路を内蔵することにより、マイコンがスリープモード時に使用するサブクロックを発生する外付けの発振子等を削減でき、高信頼な低消費電流システムの構築を可能としました。さらに、BiCDプロセスの採用や回路の最適化などにより、業界最小の低消費電流95micronAを実現しました。

 新製品の採用により、エンジン停止時にも駆動している盗難防止システムや車内通信システムなどの消費電流を大幅に削減できるため、バッテリの長寿命化に貢献することができます。さらに、高い信頼性が求められる自動車用ICとして、安定した出力電圧、広範囲の動作温度などの性能を満たしています。

BiCDプロセス:バイポーラトランジスタ(高電流駆動電流)とCMOS FET(低消費電力・高集積化)に加え、高耐圧・大電流能力のDMOS(Double−Diffused MOS)を内蔵したもの。

新製品の主な概要

新製品の主な概要

新製品の開発の背景

 近年、自動車内のエレクトロニクス化が進展し、多くの制御用マイコンが搭載されるようになっています。このうち、盗難防止システム、オートロックシステム、車内通信システムなど、エンジン停止時にも駆動し続ける回路が増加しているため、消費電流が大きくなり、長期駐車時のバッテリ上がりが問題となっていました。

 当社は、こうした問題を解決するために、32kHzのサブクロック回路内蔵の業界最小の消費電流95micronAを実現した電源ICを開発しました。新製品の搭載により、エンジン停止時における消費電流の削減を実現し、バッテリの寿命を延長することができます。

新製品の主な特長

1. 通常動作時において消費電流が95micronAと、業界最小の低消費電流化を実現した車載用システム電源ICです。
   
2. エンジン停止時においてマイコンがスリープモード時に使用する32kHzのサブクロック回路を電源ICに内蔵することにより、外付けクリスタル、セラミック発振子などを必要とせず、高信頼な低消費電流システムの構築を可能としました。
   
3. 出力電圧は5V+-3%で、自動車用としての使用に耐えうる高精度電源ICです。
   
4. エラー書き込みを防止する低電圧監視機能、システム立ち上がり時の不安定状態を回避するパワーオンリセット機能、マイコンのクロック異常時に自動的にリセットするウォッチドッグタイマー機能など、各種リセット機能を内蔵しています。
   
5. 外部抵抗調整式の電流リミッタを内蔵しています。
   
6. 外付けの出力トランジスタにより、アプリケーションに最適な出力電流を供給することが可能です。
   
7. 動作温度は、−40〜+125℃です。
   
8. パッケージには、小型フラットパッケージ「P−SSOP20−225−0.65A」を採用しています。

新製品の主な仕様

新製品の主な仕様

お問い合わせ先

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技術に関する内容について セミコンダクター社 
車載用アナログLSI担当
TEL 044(548)2261
技術以外の内容について セミコンダクター社
アナログ・ペリフェラル統括部
TEL 03(3457)3489


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