経営変革コンサルテーション事業会社の設立について

2002年9月30日

 当社は、本年5月から手がけている東芝経営変革手法(東芝MI)をベースとする経営変革コンサルティングサービス事業について、その実務部門を分社し、新たに新会社として東芝シグマコンサルティング株式会社を10月1日付で設立します。
 新会社は、当社の経営変革推進室で行っていた社外向けの経営変革コンサルティングサービス事業を引き継ぎ、専任組織として独立して事業運営を行います。売上高は2003年度で10億円規模を目標としています。

 新会社が行うコンサルティングサービスは、経営品質を飛躍的に高めビジネスプランの実現・成功につなげる経営変革手法(東芝MI)の導入ならびに教育、及びプロジェクト指導などのコンサルティングです。東芝MIは低品質に起因する無駄なコストを削減するのに適したシックスシグマ手法であるDMAIC手法*1と新商品開発のような価値創造型のプロジェクト推進に適したDFACE手法*2の2つのプログラムについて、顧客のニーズに合わせた教育や、プログラム導入の指導を行います。
 また、経営分析や管理のための様々な解析ソフトについても販売し、その導入指導を行ってまいります。
 当社は、1998年から展開してきた「経営変革2001運動」*3で培った、シックスシグマ手法をベースとする経営変革プログラムを、社外向けコンサルティングサービスとして、調達先企業やビジネスパートナー、シックスシグマ手法導入を検討している一般の企業に向けた事業を開始し、既に大手国内企業を含む国内外数社へのコンサルテーションを行っています。今回の分社化により、社外向けサービス事業の実務遂行部隊を社内の経営変革活動の推進組織から独立させ、より多くの企業とのコンタクトを図り、収益事業として本格的な立上げを図っていきます。

新会社の概要

会社名 東芝シグマコンサルティング株式会社
所在地 横浜市港北区鳥山町555(東芝研修センター内)
代表者名 取締役社長 米澤敏夫(当社 常務。現職のまま)
資本金 2,000万円
従業員数 12名(設立時)
売上規模 約10億円(2003年度目標)
事業内容 教育(DMAIC教育、DFACE教育)
コンサルテーション(プロジェクト指導、導入・展開指導)

*1 DMAIC手法
 Define(定義)、Measure(測定)、Analyze(分析)、Improve(改善)、Control(管理)のステップからなる経営変革手法。VOCをベースにして、事業活動を分析しデータドリブンでプロセスの改善を進めるもの。当社は、シックスシグマ手法の提唱者であるマイケル・ハリー博士が創設したSix Sigma Academyから正規ライセンスを受けています。

*2 DFACE手法
 Design for Six Sigma手法の東芝版。米国スタンフォード大学と共同で開発した東芝オリジナルの手法である。VOCを起点に、商品企画と製品開発プロセスを革新するもの。Define(定義)、Focus(現状認識)、Analyze(分析)、Create(設計)、Evaluate(確認)のステップからなる。

*3 経営変革2001運動(MI運動)
 98年から導入したシックスシグマ手法を用いた経営品質の向上を目的とした運動。
(1)顧客第1の発想を基に顧客の声(VOC(Voice of Customer))を事業活動の出発点にする。(2)トップダウンアプローチで事業全体の最適化を図る。(3)組織を越えたプロジェクト活動を通して成果を達成する。(4)強力な運動推進体制を整備し、グループ全体で展開する、の4つの特徴を持っている。全体最適から掘り起こされた個々のプロジェクトを定着することで着実な成果を積み上げていくもの。当社はこのシックスシグマ手法を採用したプロジェクト課題の実施にあたり、業績向上施策や業績のビジュアル化と利益向上につながるフォロー体制といった仕組みを独自に構築した。東芝MIはこれらの仕組と2つの変革手法をMI運動をとおして経営変革手法として体系化したもの。

事業とシックスシグマとの連携

お問い合わせ先

お客様からの本事業に関する
お問い合わせ先
東芝シグマコンサルティング(株) TEL 045(475)8275
http://www.toshiba-sigma.com/

 


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