画像や音楽などの大容量データをワイヤレスに伝送・保存・読出し可能なモバイルポケットサーバの商品化について
2002年10月9日
当社は、画像や音楽といった大容量データをワイヤレスに送受信、保存するなど、お手元のPDA、パソコン等の携帯情報機器のポータブル記憶装置として活用できる小型軽量のポケットサーバとして、BluetoothTMディスク「HOPBIT」を商品化し、11月1日から発売します。
新製品は、パソコンなどに内蔵されている大容量記憶装置であるハードディスク装置と、短距離無線規格BluetoothTMを組み合わせた新コンセプトの情報記憶装置です。かばん等に入れて持ち歩く際の振動・衝撃を抑える独自の実装技術を採用し、小型大容量の1.8型5ギガバイトハードディスクを搭載しました。音楽であれば約1,000曲*1、動画映像で約37時間*2、写真画像で約3,000枚分*3のデータを収録できます。
伝送には低消費電力の無線規格BluetoothTMを用いているため、内蔵バッテリー駆動で最大200時間の通信待受けと、連続6時間の駆動が可能です。また、電源スイッチを入れるだけで長時間待機状態となり、無線接続した機器での操作だけで、自動的にデータの送受信が可能です。かばんやポケットに入れたままデータを送受信し、手元のPDAなどの携帯情報機器*4で手軽に映像を見たり、データを確認したりすることができます。
新製品は、東芝デジタルメディアエンジニアリング株式会社のHPより販売します。(URLは、http://sales.toshiba-dme.co.jp)
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MP3またはWMAフォーマット、128kbps、5分のオーディオデータの場合 |
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QVGA(320X240)で15fpsのMPEG4ムービーの場合 |
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300万画素(2000X1500ドット前後)の原画9MB程度をJPEGで圧縮時 |
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BluetoothTM ファイル転送プロトコル(FTP)対応機器(カードスロット対応含む) |
新製品の概要
商品化の背景とねらい
コンピュータの小型・高速化と通信技術の進展により、オフィスや家庭でのネットワーク利用だけでなく、外出先や移動中などのモバイル用途での情報端末として小型のノートパソコンやPDAが登場してきています。また、その利便性追求の中で、携帯電話との連携や、他の情報機器とのワイヤレス通信などの利用形態への期待が高まってきています。
新製品は、モバイル用途の情報機器の記憶装置としてワイヤレスで利用することを目的として開発、商品化したものです。大容量の記憶装置はかばんの中に入れたまま、お手元の情報端末の操作だけで、画像・音声など多量の情報データを自在に扱うことのできるなど、モバイル機器の用途を大きく広げる機器として活用できます。デジタルスチルカメラの画像保存、ナビゲーション用の地図データ提供、映像情報や音楽情報のモバイルエンターテイメントなどの用途での利用ができます。
新製品の主な特長
1. |
1. 8型5GBの磁気ディスク装置にワイヤレスデータ転送モジュールと内蔵バッテリーを組み合わせています。
従来の外付けHDDなどの周辺機器と異なり、BluetoothTM対応の情報機器とワイヤレス接続し、かばんやポケットに入れたままで、お手元の機器とデータの送受信が可能です。 |
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2. |
モバイル環境での利用を想定し、振動や衝撃の影響を最小限に抑えるよう構造設計しています。音楽であれば約1,000曲、動画映像で約37時間、写真画像で約3,000枚分に相当する5GBの大容量データを小型軽量のポケットサーバとして持ち歩くことができます。 |
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3. |
薄型・高容量のリチウムイオンバッテリーを搭載しています。伝送に低消費電力の無線規格であるBluetoothTMを用いており、省電力で待受け動作が可能です。
最大で約200時間の待受けと、約6時間の連続動作を実現しています。 |
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4. |
電源スイッチを入れておけば、接続したい機器からの呼び出し、書込み操作だけで、データの送受信が可能です。 |
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5. |
USB1.1でのデータ伝送も可能です。利用シーンに合わせてUSBケーブルでの情報のやり取りも可能です。 |
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6. |
BluetoothTMUSBアダブターを同梱しているので、非対応のパソコンでも、接続が可能です。 |
新製品の主な仕様
お問い合わせ先
新製品に関するお客様からの
お問い合わせ先
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東芝デジタルメディア
エンジニアリング株式会社
営業技術担当 HOPBIT係
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TEL 0428(33)6791 |
ストレージデバイス事業部 |
TEL 03(3457)2445 |
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