研究開発センター 環境サイトレポートの発行について

2002年11月11日

第三者意見として地域の声を掲載

 当社の研究開発センター(所在:川崎市幸区、所長:東 実)において、新たに第三者意見として地域の中学校教諭のご意見を掲載した、同センター4回目の環境サイトレポート「環境サステナビリティ報告書2002」を発行いたしました。今回のサイトレポートでは、環境調和型新技術の紹介や環境会計の課題、新たに進捗した項目などについても具体的に記載しました。また、本レポートを利用して地域、学校での講演を行うなど、地域との関わりを重視した環境管理を推進していきます。

 環境省の「環境報告書ガイドライン」では、環境報告書の発行に際し第三者意見を取り入れることが求められており、2、3年前から監査法人やNGO/NPOなどによる審査を実施し、その結果を記載する例が多数見受けられるようになってきています。これに対して研究開発センターでは、サイトレポートにおいては、地域との関わりを考慮することが重要であるとの認識から、地域の中学校教諭からの第三者意見を取り入れたものです。
 研究開発センターでは、従来から地域との関わりを重視し、昨年3月には小学校高学年向けにわかりやすさに重点をおいた「東芝研究開発センター こども環境報告書」を発行しています。近隣地域である川崎市内の小学校へも配布し、小学校での「総合的な学習」などの環境をテーマとした学習カリュキュラムに活用いただいたり、また、小学校への訪問授業を行うなどの活動を行ってきました。
 今回のサイトレポートでは、環境意識が高く、かつ環境に関してある程度の基本知識を持つ方々を対象に編集し、第三者からの客観的評価を得るために、環境教育に力を入れている中学校教諭の方々とフリーディスカッションを行い、そのご意見などを掲載しました。
 また、本サイトレポートについても、今後、近隣地域への配布のみならず、地域、学校での講演などによる内容紹介を行っていく予定で、今月8日には近隣中学校での講演も実施しました。

 今回発行した、サイトレポート「東芝研究開発センター 環境サステナビリティ報告書2002」の主な内容は以下のとおりです。

環境経営
環境保全基本方針や環境会計の集計結果を記載。研究開発に関する経済効果の環境会計への取り込みなど今後の課題についても明記。
環境・経済調和型研究開発
研究テーマの環境影響評価の結果や、環境調和型の技術開発の取組みを紹介。
環境的な健全性
環境ボランタリープランの達成状況について、サイトとしての削減目標と実績、目標達成までの課題を記載。環境負荷の推移、化学物質排出量の削減状況(PRTR法に基づく調査結果)等を記載。
社会的責任
PCBの管理、環境上の事故・不具合の発生状況を記載。地域とのコミュニケーション活動の状況やリスクコミュニケーションに関わる社内模擬住民説明会の開催についても紹介。新たに第三者意見のページを追加。

 当社では、サイトレポートにおける第三者意見は、地域との交流活動から求めることが今後の一つの方向性を示すものであると考えており、一般の方々に向けた積極的な情報開示をめざしていきます。

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