IAサーバ「MAGNIA(マグニア)」のラインアップ強化について

2003年2月3日

「Intel Xeon TM 」搭載の高性能・省スペースラックマウント専用サーバ

「MAGNIA3335R」

 当社は、IA(インテル・アーキテクチャ)サーバのラインアップ強化として、高さ2Uの薄型サイズに「Intel XeonTM」を最大2つ搭載可能なラックマウント専用サーバ「MAGNIA3335R」を商品化し、本日から営業活動を開始します。

 新製品は、2Uクラスとして最高レベルの高速性と拡張性、信頼性を備え、企業の情報システム部門やASP/ISPなどラックへの高密度実装を求められるデータ・センターに最適なサーバです。

 新製品は、インテル社の最新・高性能CPU「XeonTM (2.40BGHz/2.80BGHz)」を最大2つ搭載可能で、フロントサイドバスの高速化(533MHz)や、Ultra320 SCSI対応RAIDコントローラとハードディスクの採用、ギガビット・イーサネットの2ポート標準装備などにより、優れたパフォーマンスを発揮します。
 また、RAID構成およびホットプラグが可能なハードディスクを最大7台、合計1TB以上を本体に内蔵可能なほか、メモリは高速DDR266メモリを最大6GBまで拡張可能です。
 さらに、高速データ転送を実現する「PCI-X」も6スロット用意するなど、2Uサイズに高機能を凝縮することにより、省スペースにて優れた拡張性を実現しています。

1U=約44mm

新製品の概要

新製品の概要

商品化の背景と狙い

 IAサーバ出荷台数全体の内、ラックマウント専用モデルの占める割合は2001年には約30%でしたが、2004~2005年にかけてラック専用モデルがタワーモデルを上回ると予想されています。特に、データセンタ、ISP/ASPといったサービスプロバイダ、大企業のIS部門などの多数のサーバを運用する部門では、スペース効率に優れたラックマウント専用サーバに対する需要が伸びており、これらの部門においては、ユーザ数やデータ量の増加、通信インフラの高速化などに柔軟に対応できる処理性能と拡張性も必要とされてきています。
 当社は、こうした市場のニーズに対応し、省スペースに加え、高性能、拡張性、可用性を実現した2Wayのラックマウント専用サーバを、MAGNIAシリーズのラインアップに加えることで、一層の拡販を図ります。

新製品の主な特長

1. 高さ2Uの省スペース設計
スペース効率に優れた、高さ2Uのラックマウント専用筐体を採用。
   
2. インテル社の最新CPU「XeonTM」を搭載
インテル社の最新CPU「XeonTM(2.40BGHz/2.80BGHz)」を最大2つまで搭載可能で、高速なデータ処理が可能です。
   
3. 最大1022GBの大容量ハードディスクを内蔵
Ultra320 SCSIに対応した146GBのハードディスクを最大7台まで(合計1022GB)搭載でき、高速性・拡張性に優れています。
7台目のハードディスク装置は、CD-ROM/FDD装置と入れ替えて使用します。
   
4. 3.5型I/Oデバイスベイを装備
本体内にDDS、AITなどのテープバックアップ装置を内蔵することが可能です。
   
5. 533MHzのフロントサイドバスに対応
533MHzのフロントサイドバスに対応した高性能のチップセット「Intel E7501」を採用することにより、大量のデータを高速に処理することが可能です。
   
6. メモリの複数ビット障害を自動的に修正する「ChipkillTM ECCメモリ」機能を搭載
1GB以上のメモリユニットには、メモリの複数ビット障害を自動的に修正する「ChipkillTM ECCメモリ」機能を搭載。メモリの信頼性を格段に向上しています。また、最大6GBの高速DDR266メモリをサポートしており、大規模なアプリケーションにも余裕をもって対応可能です。
   
7. 拡張I/OスロットでPCI-Xに対応
PCI-Xに対応した拡張I/Oスロットを6本装備。64bit/100MHzで動作し、最大800MB/sの高速データ転送速度を実現します。
   
8. AFT/ALBに対応したギガビットイーサネット対応LANを2ポート標準装備
1000BASE-Tに対応したLANポート2つを標準で装備しています。オンボードの2つのLANポートで冗長構成をとることも可能です。
AFT (Adapter Fault Tolerance):LANの二重化
ALB (Adaptive Load Balancing):複数のLANポートを使用して送信帯域幅を向上させる機能
   
9. システムの可用性を向上させるファン、電源の冗長化に対応
冗長ファンを標準装備するほか、冗長電源にもオプションで対応可能で、高い信頼性と可用性を実現しています。さらにハードディスク、電源ユニットはホットプラグにも対応。サーバの運用を停止することなく交換が可能です。
   
10. ツールレスアクセスによるイージーメンテナンス
「ネジレス設計」で簡単に筐体を開けることができるので、ハードディスク、メモリ、拡張カードの増設や保守時の運用性に優れています。
   
11. インストールや初期設定が簡単
「Windows(R) 2000 Server」OSのインストールや初期設定を簡単に行うことが可能な「SetupInstructor(セットアップインストラクター)」を標準で装備し、スムーズなセットアップが可能です。
   
12. サーバ監視ソフト「HarnessEye/web」を標準搭載
遠隔地の管理者端末からWebベースで複数のサーバの障害監視をすることができる、サーバ監視ソフト「HarnessEye/web」を標準装備しています。情報はEメールでも送信可能で、携帯電話などでも通知を受けることができます。また、ハードディスク障害予知などができ、十分なシステムの可用性を備えています。

お問い合わせ先

新製品に関するお客様からの
お問い合わせ先
PCサーバ事業部 TEL 03(3457)3019
E-Mail pcserver@ieg.toshiba.co.jp
MAGNIAシリーズ ホームページ URL http://www.magnia.toshiba.co.jp


  • MAGNIA、HarnessEyeは、(株)東芝の商標です。
  • Xeonは米国Intel Corporationの登録商標です。
  • Microsoft ,Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標です。
  • Chipkillは米国IBM Corporationの商標です。
  • Ethernetは富士ゼロックス株式会社の登録商標です。


プレスリリース記載の情報(製品価格/仕様、サービスの内容、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。最新のお問い合わせ先は、東芝全体のお問い合わせ一覧をご覧下さい。