IAサーバ「MAGNIA(マグニア)」のラインアップの強化について

2003年4月14日

東芝 IAサーバ「MAGNIA7210(ラック)」(左)「MAGNIA7210(タワー)」(右)

 当社は、IA(インテル・アーキテクチャ)サーバのラインアップ強化として、インテル社の最新CPU「XeonTMプロセッサMP」を最大4つ搭載(4- Way)可能なミッドレンジサーバ「MAGNIA7210」を商品化し、本日から営業活動を開始します。 

 新製品は、大容量キャッシュメモリを搭載した「XeonTMプロセッサMP」を最大4つまで搭載可能で、動作周波数の高速化とキャッシュメモリの大容量化により、当社従来機(MAGNIA7200)に比べ、システム性能を向上しています。
 また、ハードディスクは最大1460GB*1、メモリも最大12GBまで増設可能としたほか、PCIスロット、冷却ファン、電源装置のホットプラグにも対応し、大量・高速のデータ処理や高い信頼性を必要とする基幹システムに最適なサーバとしています。
 さらに、マイクロソフト社の最新サーバOS Windows(R) Server 2003 Standard Editionプレインストールモデルと、ディスク周りの高速化を行うUltra320 SCSI対応のRAIDコントローラ、および15,000rpmハードディスク採用モデルについて6月より販売を開始します。

*1: 146GB(10,000rpm)x10式による構成です(15,000rpmのHDDでは最大760GBとなります)。

新製品の概要

新製品の概要
*1 最小システム出荷構成(本体、メモリ512MB、HDD:36GB/10,00rpmx1、RAIDコントローラ、OSなし)の価格
*2 10,000rpmのHDDは36GB、73GB、146GBに対応しています。
15,000rpmのHDDは6月から36GB、73GBに対応する予定です。

商品化の背景と狙い

 企業の主要業務を担うアプリケーションサーバやバックエンドのデータベースサーバ、拡大をつづけるインターネットビジネスに必要とされるサーバまで、さまざまな規模、形態において高性能で信頼性の高いサーバが求められています。
 当社は、インテル社製の最新CPUを採用した高性能ミッドレンジサーバを、MAGNIAシリーズに加えることで、より幅広い市場のニーズに対応します。

新製品の主な特長

1. 最新のCPU「XeonTMプロセッサMP」を搭載
インテル社の最新CPU「XeonTMプロセッサMP(1.50GHz/2GHz)」を最大4つまで搭載可能です。1MB(1.50GHz)または2MB(2GHz)と従来機に比べ2倍の大容量L3キャッシュメモリを搭載し、ハイパー・スレッディング・テクノロジ、NetBurstTMマイクロアーキテクチャの採用と、400MHzのフロントサイドバスに対応したチップセットを採用することにより大量・高速なデータ処理が可能です。
   
2. 高速・高信頼のRAIDコントローラを搭載
当社独自のRAID高速化技術を搭載したRAIDコントローラと、Ultra320 SCSIインタフェースを2チャンネル装備したRAIDコントローラ(6月対応予定)を選択可能。高速・高信頼のディスクアレイシステムを提供します。
   
3. メモリの耐障害性を大幅に向上するオンラインスペアメモリ機能を搭載
メモリの複数ビット障害を自動的に修正するChipkillTM機能に加え、万一メモリにエラーが多発しても、メモリの内容を自動的にスペアメモリにコピーし、システムの継続稼動を可能とするオンラインスペアメモリ機能を搭載。メモリの信頼性を格段に向上しています。
また、最大12GBの高速DDR200メモリをサポートしており、大規模なアプリケーションにも余裕をもって対応しています。
   
4. 冗長構成とホットプラグ対応により、システムの可用性を向上
冗長電源、冗長ファンを標準装備。高い信頼性と可用性を実現しています。さらにハードディスク、電源ユニット、冷却ファン、PCIスロットはホットプラグにも対応。サーバの運用中でも交換が可能です。
   
5. 最大1460GBの大容量ハードディスクを内蔵
146GBのハードディスクを最大10台まで(合計1460GB)搭載が可能です。
また、ディスク周りの高速化を行うUltra320 SCSI対応のRAIDコントローラ、および15,000rpmハードディスクについて、6月から対応する予定です。*1
*1 10,000rpmのHDDは36GB、73GB、146GBに対応しています。
15,000rpmのHDDは6月から36GB、73GBに対応する予定です。
   
6. 拡張I/OスロットでPCI-Xに対応
PCI-Xに対応した拡張I/Oスロットを6個装備しています。また、64bit/100MHzで動作し、最大800MB/sの高速データ転送速度を実現しています。
さらに32bit/33MHzポートとあわせてPCIカードを8枚まで搭載可能であるため、高い拡張性を備えています。
   
7. インストールや初期設定が簡単
「Windows(R) 2000 Server」「Windows(R) Server 2003」OSのインストールや初期設定を簡単に行うことが可能な「SetupInstructor」を標準で装備し、スムーズなセットアップが可能です。
   
8. サーバ監視ソフト「HarnessEye/web」を標準搭載
遠隔地の管理者端末からWebベースで複数のサーバの障害監視をすることができる、サーバ監視ソフト「HarnessEye/web」を標準装備しています。情報はEメールでも送信可能で、携帯電話などでも通知を受けることができます。また、ハードディスク障害予知などができ、システムの可用性を備えています。

お問い合わせ先

新製品に関するお客様からの
お問い合せ先
サーバ・ネットワーク
事業部
TEL 03(3457)3019
E-Mail pcserver@ieg.toshiba.co.jp
MAGNIAシリーズ ホームページ URL http://www.magnia.toshiba.co.jp


  • MAGNIAは、(株)東芝の商標です。
  • Xeon、NetBurstは米国Intel Corporationの登録商標です。
  • Microsoft ,Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標です。
  • Chipkillは米国IBM Corporationの商標です。

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