IAサーバ「MAGNIA(マグニア)」の新製品発売について

2003年5月26日

インテル社の最新CPU「Xeon TM (3.06GHz)」搭載の2-Wayエントリサーバ

東芝IAサーバ「MAGNIA 3310(ラック)」(左)、「MAGNIA 3310(タワー)」(右)

 当社は、IA(インテル・アーキテクチャ)サーバのエントリクラスの新製品として、CPUに「XeonTM(3.06GHz)」を最大2つ搭載(2-Way)可能で、優れた性能、信頼性、可用性、拡張性を兼ね備えた、「MAGNIA3310」シリーズを商品化し、本日から営業活動を開始します。

 新製品は、CPUに「XeonTMプロセッサ3.06GHz(FSB 533MHz)」を搭載することが可能で、システム動作周波数の高速化により、処理能力を向上するとともに、内蔵HDDを最大8台*1、メインメモリを最大12GB*2まで増設可能とし、拡張性も高めています。
 また、1000BASE-Tと100BASE-TXの2ポートを標準装備し、高速ネットワーク通信を実現しているほか、当社独自開発のRAID Booster機能*3を搭載した高性能RAIDコントローラ(オプション)を採用することにより、RAID5構成時に高い書き込み性能を発揮します。
 さらに、メモリの複数ビット障害を自動的に修正するChipkillTM機能に対応したDDRメインメモリや、ホットプラグ対応のハードディスクと電源ユニット、冗長構成可能な冷却ファンとLANカードなどを採用することで高い信頼性と可用性を確保しています。

 運用面では、Webベースで運用状況を見守るサーバ監視ソフト「HarnessEye/web」を標準で搭載し、遠隔地の管理者端末から複数のMAGNIAサーバをブラウザ上で監視、電源制御することを可能としているほか、OSがダウンしていても警告通知を可能にするなどの機能を搭載し、サーバ監視、管理機能を強化しています。
 なお、新製品ではWindows ServerTM 2003をプレインストールしたモデルをラインアップしています。

*1: 拡張ディスクシャーシ実装時。拡張ディスクシャーシは2003年8月末出荷開始予定。
*2: 4GBメモリ使用時。4GBメモリは今秋出荷開始予定。
*3: 論理的にランダムな書き込みデータを物理的に1つのストライプにまとめて書き込みを行なう機能(オプション)

新製品の概要

<MAGNIA3310>

新製品の概要 <MAGNIA3310>
*1: 4GBメモリ使用時。4GBメモリは今秋出荷開始予定。
*2: 拡張ディスクシャーシ実装時。拡張ディスクシャーシは2003年8月末対応予定。

商品化の背景と狙い

 最近のソリューションビジネスの現場では、限られたIT投資で、いかに効果的なソリューションを導入するかが焦点になっており、企業内の部門サーバや中小規模の業務システム、ネットビジネス向けシステムから基幹業務分野まで、さまざまな規模・形態において、より高性能かつ高信頼な多目的サーバが求められています。
 当社は、こうした市場のニーズに対応し、「MAGNIAシリーズ」に最新の高性能CPUを採用した新機種「MAGNIA3310」を投入することで、一層のラインアップ拡充を図ります。

新製品の主な特長

1. 最新CPU「XeonTM(3.06GHz)」を最大2つまで搭載
インテル社の最新CPU「XeonTM(3.06GHz)」を最大2つまで搭載可能です。ハイパー・スレッディング・テクノロジ、NetBurstマイクロアーキテクチャ、FSB533MHzなどの先進技術により一層高速なデータ処理が可能です。
   
2. 高速・高信頼のRAIDコントローラを搭載
ディスクアレイ装置ArrayFortシリーズの高信頼RAID装置のノウハウと、当社独自のRAID高速化技術を採用しており、RAID5構成時に高い書き込み性能を発揮します(オプション)。
   
3. 高速・大容量・高信頼のメインメモリを搭載
最大12GBのECC付高速DDRメモリ(デュアルチャネル)をサポートしており、大規模なアプリケーションにも余裕をもって対応します。また、ECCやChipkill機能に対応しており、大容量メモリ搭載時でも高い信頼性を提供します。
   
4. 冗長構成とホットプラグ対応により、システムの可用性を向上
エントリクラスながら、ハードディスクと電源ユニットはホットプラグに対応しています。さらにハードディスク、電源ユニット、ファン、LANカードは冗長構成をとることが可能なので、高い信頼性と可用性を実現しています。
   
5. 最大1168GBの大容量ハードディスクを内蔵
Ultra320 SCSI に対応した146GBのハードディスクを最大8台・1168GB(拡張ディスクシャーシ搭載時)まで搭載でき、高速性・拡張性に優れています。
なお、15,000rpm(Ultra320対応)ハードディスクにも対応しています。
   
6. 拡張I/OスロットでPCI-Xに対応
拡張I/OスロットではPCI-Xに4スロット対応。64bit/100MHzで動作し、最大800MB/sの高速データ転送速度を実現します。PCIカードは合計6枚まで搭載でき、十分な拡張性を備えています。
   
7. 運用性を考えた筐体構造
「ネジレス設計」で簡単に筐体を開けることができるので、ハードディスク、拡張カードの増設や保守時のメンテナンス性に優れています。また、タワー型は、筐体を横置きにしてラックに収納できる「ラッカブル筐体」を採用し、設置状況に応じたフレキシブルな対応が可能です。
   
8. インストールや初期設定が簡単
「Windows ServerTM 2003」「Windows(R) 2000 Server」OSのインストールや初期設定を簡単に行うことが可能な「SetupInstructor(セットアップインストラクター)」を標準で装備し、スムーズなセットアップが可能です。
   
9. サーバ監視ソフト「HarnessEye/web」を標準搭載
遠隔地の管理者端末からWebベースで複数のMAGNIAサーバの障害監視をすることができる、サーバ監視ソフト「HarnessEye/web」を標準装備しています。情報はEメールでも送信可能で、また、ハードディスク障害予知などができ、十分なシステムの可用性を備えています。

お問い合わせ先

新製品に関するお客様からの
お問い合わせ先
サーバ・ネットワーク
事業部
TEL 03(3457)3019
E-Mail pcserver@ieg.toshiba.co.jp
MAGNIAシリーズ ホームページ URL http://www.magnia.toshiba.co.jp


  • MAGNIA、HarnessEyeは(株)東芝の商標です。
  • Pentium、Xeon、NetBurstは米国Intel Corporationの登録商標です。
  • Microsoft、Windows、Windows Serverは、米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における商標または登録商標です。
  • Chipkillは米国IBM Corporationの商標です。


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