英日/日英翻訳ソフト「The翻訳オフィス V6.0」の発売について 2003年6月19日
当社は、ビジネス向け英日/日英翻訳ソフトの新製品として、翻訳辞書を150万語に強化するとともに、翻訳する対象の文書と同じ分野の文書(英日翻訳ならば日本語、日英翻訳ならば英語)を予め登録し、その中の用語・表現を参照して翻訳することで分野に応じた高精度な翻訳結果を得ることができる「セレクトコーパス翻訳機能*1」を業界で初めて搭載した「The翻訳オフィス V6.0」を商品化し、7月18日から発売します。 新製品は、搭載辞書語数を従来*2の130万語から150万語(英日76万語、日英74万語)に強化することにより、翻訳精度を向上しています。また、中国語の日本語への訳振り機能で使用する中日辞書も、従来の7万語から16万語に充実させています。 新製品が業界で初めて搭載した「セレクトコーパス翻訳機能」は、予め登録した翻訳先の言語(英日翻訳ならば日本語、日英翻訳ならば英語)の文書(コーパス*1)にある用語・表現を参照して、翻訳時に適切な訳語を出力する機能です。当社独自のアルゴリズムにより登録文書中の用語・表現を学習し、その文書と同じ分野の文書を翻訳する際に、学習した用語・表現を使って高精度の翻訳を実現します。この機能は、オフィス業務において非常に有効で、例えば、ある製品の英文マニュアルを翻訳しようとする場合に、同じ分野の製品の日本語マニュアルを予め読み込ませておけば、そこで使用された用語が翻訳に反映され、その分野に適切な翻訳結果を高精度に得ることができます。具体的には「The stock of this brand brings profit.」という文を従来の翻訳ソフトで処理すると通常「この商標のストックは利益をもたらします。」と翻訳されますが、証券関連の文書を読み込ませてから「セレクトコーパス翻訳機能」を使うと、「この銘柄の株式は利益をもたらします。」と、初めから正確な翻訳が実行されます。 さらに、新製品では、PDFファイルのイメージデータに埋め込まれている文章を「翻訳OCR機能」により文字認識をして翻訳可能としているほか、新たに「Netscape7.0」、「Opera7.0」、「一太郎13」、「ViaVoice10」にも対応し、これらのソフトと連携して翻訳できるなど、使い勝手を向上しています。
新製品の概要
商品化の背景と狙い グローバル化の進展により、世界の様々な地域で、様々な人々とビジネスを行う機会が多くなっています。それに伴い、コミュニケーション手段としての翻訳ソフトはますます重要度を増しています。 新製品の主な特長
機能一覧
動作確認 <ハードウェア> <ソフトウェア>
お問い合わせ先
|
プレスリリース記載の情報(製品価格/仕様、サービスの内容、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。最新のお問い合わせ先は、東芝全体のお問い合わせ一覧をご覧下さい。 |