柳町事業所の事業移転について

2003年7月2日

 当社は、郵便物宛名自動読取区分機や自動改札装置等の自動化省力機器の製造拠点である柳町事業所(所在地:川崎市幸区柳町70、所長:上村芳明)について、その開発・生産機能を、小向工場・マイクロエレクトロニクスセンター・研究開発センターのある小向地区(所在地:川崎市幸区小向東芝町1)等に2005年を目途に移転します。

 現在、柳町事業所では、郵便物宛名自動読取区分機、自動改札装置や定期券発行機等の駅務機器といった自動化省力機器や、電力量計等を製造している他、空調機器合弁会社である東芝キヤリア株式会社が、冷蔵庫用コンプレッサの製造を行っていますが、自動化省力機器事業について同じ川崎市に所在する小向地区へ2005年を目途に移転するなど、生産インフラや管理機能の共通化等による事業の効率的運営を図るものです。
 また、電力量計等の計測機器事業についても移転を計画している他、東芝キヤリア株式会社のコンプレッサ製造部門については、同社の主力拠点である富士事業所(所在地:静岡県富士市)へ2004年1月までに生産機能を移転します。

 柳町事業所は、1936年に操業を開始し、電力量計等の計測機器、自動化省力機器、電子複写機等の開発製造を手がけて参りました。一方、複写機事業や金融機関向けATM事業のグループ会社等への事業移管もあり、近年徐々に生産機能が縮小しており、事業場としての効率的な運営が課題となっていました。今回の事業移転は、現在生産をしている製造部門について、他製造拠点を含めた拠点の有効活用と最適な運営体制を構築すべく、その開発・生産機能を移転するものです。移転完了後の柳町事業所利用計画については、今後、土地の売却も含め検討して参ります。

柳町事業所の概要

敷地面積 113,000平方メートル
延床面積 135,000平方メートル
生産品目 郵便物宛名自動読取区分機、駅務機器(自動改札装置、定期券発行機等)、
電力量計、冷蔵庫用コンプレッサ(東芝キヤリア(株))等
操業開始 1936年10月
従業員数 約1,800名(グループ会社含む)


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