コツや勘に頼らずおいしくご飯を炊き上げるIH保温釜の新製品の発売について

2003年7月23日

業界初、DSPの搭載によりきめこまかに加熱をコントロール

IH保温釜「RC-10JW」

 当社は、業界で初めて、炊飯時の加熱制御にデジタル信号処理プロセッサ(DSP)を採用し、水温などの複雑な変化に対応したきめこまかな火力調節を可能とすることにより、常に最適な炊き上がりにできるIH保温釜「RC-10JW/18JW」など2機種4モデルを商品化し、8月16日から順次発売します。

 従来のマイコン制御方式では、炊飯量の大小に応じていくつかの加熱パターンを当てはめる方式のため、炊飯量の微小な違いに応じたきめこまかな加熱設定や炊飯中の火力調節ができず、炊き上がりがばらつきがちでした。
 新製品は、従来方式の約280倍の演算能力を持ち、連続変化するデータを高速に処理できるDSPを搭載しており、水温の変化を常時確認しながら炊き上がりに影響する加熱スピードを瞬時に調節することにより、炊飯量に関係なく最適な制御ができるため、炊き上がりにばらつきがありません。
 水量の微調整など、炊き上がりを一定にするためのコツや勘が不用となり、いつでもおいしくご飯を炊き上げることができます。

 また、新製品は、釜の外側に施した波状の凹凸加工によって内側に細かなうず対流を起す当社独自の構造を採用しており、釜に接するご飯が周りより加熱され過ぎる問題を解決し、炊きムラもほとんどありません。
 ごはんの硬さなどは好みに応じた設定ができ、お米の銘柄やメニューに合わせて炊き上げる専用コースも搭載しています。また、1合程度のご飯なら従来より6分短い約19分ですばやく炊き上げることができます。

新製品の概要

新製品の概要

商品化の背景と狙い

 2003年度の保温釜の需要は、買い替えを中心に前年より微増の約640万台が見込まれています。ユーザーニーズとしては、おいしさや健康への関心が高まっていることを反映し、(1)米の銘柄別の炊き分けができる、(2)玄米や分づき米、発芽玄米、無洗米などもおいしく炊ける、のほか、(3)帰宅後などに手間なくご飯を炊けるなどがあげられます。
 当社は、このようなニーズに対応し、DSPインバータによる加熱制御で、いつでもご飯をおいしく炊き上げることができ、様々な炊き分け機能を搭載した新製品を商品化するものです。

新製品の主な特長

1. 業界初、DSP(DigitalSignalProcessor)インバーターによる最適な火力調節
 従来の炊飯制御マイコンに比べ約280倍の演算スピードをもつDSPを業界で初めて取り入れ、温度変化を常に検知し、最適な火力コントロールができます。炊飯量などの微小な違いがあっても、最適な火力調節によりいつでも好みの炊き方に仕上げます。また、炊飯量の多少にかかわらず常に最適な火力調節ができるため、帰宅後に少量のご飯を短時間で炊いても芯からふっくらおいしく炊き上げることができます。
   
2. 業界初、全周WAVE加工の剛熱鍛造厚釜によるムラのない炊き上がり
 羽釜と同じ厚みと丸みが特長の剛熱鍛造厚釜を採用し、高火力IHの強火とファインセラミックの断熱効果による大きな「剛熱対流」と、内釜中心部を加熱する釜底の凹凸加工による「噴き上げ対流」、鍋ふち部分が周りより多く熱を受けて発生する加熱ムラを軽減するための釜外周の凹凸加工による小さな「うず対流」を発生させ、この3つの対流により炊きムラを抑え均一に炊き上げます。(トリプル対流はRC-10JW/18JWのみ、RC-10JX/18JXは(1)、(2)のダブル対流)

業界初、全周WAVE加工の剛熱鍛造厚釜によるムラのない炊き上がり
   
3. 内釜のフッ素樹脂加工に「3年間の無償交換保証」
 こびりつきを防ぎご飯をきれいによそい取ることができる、内釜のフッ素樹脂加工の耐磨耗性を高めています。内釜のフッ素樹脂加工には「3年間の無償交換保証」を付けました。
   
4. その他の特長
蒸し台を付属し専用の蒸しコースを設けることで、本格蒸しおこわや冷凍ご飯のあたため、シューマイも簡単に蒸すこともできます(RC-10JW/18JWのみ)。
発芽玄米コースや無洗米コースを搭載しています。
清潔に使える「クリアコート」を本体とフレーム(内枠)、蓋に採用しています。
業界トップクラスの高火力1400W(消費電力、1.8Lのみ)。

新製品の主な仕様

新製品の主な仕様
*本体色:(P)ロゼ、(SS)シャンパンシルバー

お問い合わせ先

新製品に関するお客様からの
お問い合わせ先
家電機器社 
クッキング ハウスホールド 
クリエーション部
TEL 03(3257)6163


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