紙幣処理機器の販売・サービスを目的とした合弁会社設立について 2003年10月9日
当社は、オーストリア国立銀行が100%出資しているオーストリア印刷公社(Oesterreichische Banknoten-und Sicherheitsdruck GmbH :以下、OeBS)と、紙幣処理機、印刷品質検査機の販売、保守サービスについて欧州を中心にグローバルに事業を行う合弁会社を設立することで合意しました。 新会社の名称は、「OeT Bank Note Sorting Solutions GmbH(日本名:OeTバンクノートソーティングソリューションズ)」で、当社とOeBSの共同出資により、オーストリア・ウィーンに10月末に設立します。新会社の資本金は150万ユーロ(約2億円)で、出資比率は当社が49%、OeBSが51%を予定しています。 新会社では、欧州を始めとして世界各国で紙幣印刷を手がけているOeBSグループの持つ幅広い顧客資産を活かして、紙幣処理機、印刷品質検査機の販売、保守サービスをグローバルに展開します。新会社の売上は2008年までの間で約70億円を見込んでいます。 新会社への製品の供給は当社が担当します。OeBSの持つ紙幣印刷で培った高い検知技術を組み込み、当社の優れたメカトロニクス機器技術と融合することで、技術的競争力の高い製品を投入していきます。 当社は、本年3月に策定した中期経営計画において、社会インフラ事業を安定事業領域と位置付け、グローバル展開の拡大を図っています。紙幣処理機器の分野においても、1月に設立した中国向け事業を行なう「北京同方清芝商用機器有限公司」に加えて、今回の「OeTバンクノートソーティングソリューションズ」の設立により、一層スピードを上げて、ビジネスの拡大を目指していきます。
新会社の概要
<オーストリア印刷公社 概要>
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