1.8型ハードディスクドライブの生産増強について

2003年11月11日

東芝1.8型ハードディスクドライブ(20GB)
 
東芝1.8型ハードディスクドライブ(20GB(左),40GB(右))

 当社は、モバイルパソコンやデジタルオーディオプレーヤーに搭載される1.8型ハードディスクドライブ(HDD)の需要増に対応し、2004年3月をめどに、生産能力を現在の2倍の月産60万台に増強します。
 生産能力の増強は、松下寿電子工業などの外部委託先への生産委託量の拡大により行います。

 1.8型HDDは、モバイルパソコンやデジタルオーディオプレーヤーを中心に、適用されるアプリケーションの裾野が確実に広がってきています。今後もデジタル家電製品では「省スペース化」「軽量化」「低消費電力化」「ユビキタス環境対応」といったユーザーニーズに対応して製品の小型化傾向が続くと見られており、これにつれて1.8型HDDの需要も拡大し、2006年には約2,500万台の市場規模を形成するものと当社では予測しています。

 当社は、2000年5月にHDD業界で初めてPCカードタイプの1.8型2GBモデルの量産を開始しました。その後、2001年には内蔵用5GBモデル、2002年には20GBと30GBモデル、本年は40GBモデルを投入するなど、1.8型という新たな市場を他社に先行する技術力で開拓し、10月末には生産累計が300万台を達成しました。

 また、当社では2.5型HDDについても、既に累計6,000万台の生産を達成しています。2.5型HDDは、従来ノートパソコン用途が大半でしたが、当社製品の熱や振動に対する耐環境性能の高さが評価され、最近では自動車メーカーによるカーナビゲーション機器向けの純正採用が増加しており、2001年から量産を開始した車載用HDDも、今年度末には累計100万台に達する見通しです。

 当社は、今後も技術開発を進め、容量や性能の向上と、高品質な製品の供給に取り組むことで、小型HDD事業のさらなる拡大を図っていきます。


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