OA用紙を繰り返し使用できるプリンタ用トナーの発売について 2003年12月2日
当社は、印刷した文字を熱で消すことができる当社独自開発の「消えるインク」技術をプリンタ用トナーに応用し、OA用紙の再使用による環境負荷とコストの低減を志向する法人に向けたトナービジネスとして事業化します。 「e-blueTM」で印刷した文字や図柄は、消去装置で熱を加えることにより消去することができます。また、文字や図柄を消去した紙に再度印刷することも可能です。通常のOA用紙であれば、上質紙、再生紙とも使用することができます。 当社は、環境保全への取り組みを経営の最重要課題の一つとして位置づけており、今年3月に策定した中期経営計画では、社会インフラ事業部門における新規事業開拓を目指して、環境調和型システムの事業化に注力しています。 なお、「e-blueTM」は、12月11日から13日まで東京ビッグサイトにて開催される「エコプロダクツ2003」において、製品の展示と実演を行う予定です。
新製品の概要
消えるインクの仕組み
「e-blueTM」に応用している「消えるインク」には、「色素」と「発色剤」のほかに「消去剤」を添加しています。色素は発色剤と分子的に結びつくことにより発色していますが、インクに熱もしくは溶剤を加えることで、「色素」と「発色剤」の結合が切断されて色が消えます。さらにこの過程で、切り離された「発色剤」を「消去剤」と結びつかせることで、「色素」と「発色剤」の再結合を防ぎ、色が消えた状態を維持します。
東芝が提案するオフィス内リユース
「e-blueTM」の特長
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