高性能グラフィックス機能を搭載したMPEG-4動画像処理LSIの商品化について 2004年2月23日
当社は、携帯電話などに搭載されるMPEG-4動画像処理LSI「モバイル・ターボ」シリーズの新製品として、3Dグラフィックス回路の内蔵などにより、携帯電話でも据置型ゲーム機並みの高精細3Dを実現できる「TC35285XBG」を商品化します。 携帯電話用ゲームではCPUでソフトウェア処理することが一般的で、3D描画の膨大な計算を処理すると、CPUの負担や消費電力が大きくなる問題がありました。 新製品は、3D描画回路以外にも、200万画素カメラ用のJPEG圧縮・伸張回路や、高精細QVGA液晶の制御回路など、従来外付けだった回路を内蔵しており、高性能携帯電話に求められるマルチメディア機能を1チップで実現することができます。
新製品の概要
開発の背景と狙い
当社は、1998年に世界で初めてMPEG-4動画像処理LSIを発表して以来、主に携帯電話をターゲットとしたLSIのラインナップを発表してきました。近年、液晶の高精細化や高速データ通信の環境整備などに伴い、携帯電話などの高機能・高性能化が本格的に進展しています。また、携帯電話の多機能化において、高画質な動画像や、高精細な3Dグラフィック処理へのニーズが高まってきており、さらに機器の小型化も求められています。こうしたことから当社は、カメラやディスプレイ表示制御回路を1チップ化し、グラフィック機能を強化した新製品を商品化するものです。 本開発品の主な特長
本開発品の主な仕様
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