基本性能を向上したIAサーバ「MAGNIA(マグニア)」新製品の発売について

2004年5月10日

東芝 IAサーバ「MAGNIA2200R」
 
東芝 IAサーバ「MAGNIA LiTE32S」

 当社は、IAサーバ「MAGNIA」の新製品として、1U*1ラック専用モデル「MAGNIA2200R」とタワーモデル「MAGNIA LiTE32S」の2シリーズを商品化し、本日から営業活動を開始します。

 新製品は、いずれもインテル社製CPU「Pentium(R) 4(3.40GHz)」を採用した1Wayサーバで、フロントサイドバスは800MHz、メモリはDDR333で最大4GBまで拡張可能*2としており、基本仕様を強化しています。また、シリアルATAに対応したRAIDコントローラを標準で装備するとともに、ディスクのホットプラグにも対応*3し、ディスクの耐障害性を強化しています。
 1WayサーバはCPUほか構成部品の性能向上に加えて、RAIDコントローラの標準装備などにより、性能と信頼性が求められる用途での採用が広がっています。新製品「MAGNIA2200R」は、企業の情報システム部門やASP/ISPなどラックへの高密度実装を求められるデータセンタに、「MAGNIA LiTE32S」はオフィスのファイル・プリントサーバ、メールサーバなど小規模ネットワークサーバに適した仕様としており、コストを抑えながら、信頼性の高いシステムの構築を可能にしています。

 なお、今回当社は、すでに発売しているスモールエントリサーバ「MAGNIA Z320S」のCPUオプションとしてインテル社製最新CPU「Pentium(R) 4 3.40EGHz(L2キャッシュ1MB)」を追加するとともに、現行MAGNIAシリーズ用の各種オプション製品の標準価格*4を1%~67%値下げします。新製品の発売とオプション製品の値下げにより、ユーザ企業における初期導入コストと、システム拡張時の追加コストを軽減し、MAGNIAシリーズを一層導入しやすくします。

*1 1U=約44mm
*2 2GBメモリ オプションを2組購入時
*3 MAGNIA LiTE32Sはホットプラグケージオプション(別売)の増設が必要となります。
*4 標準価格についてはMAGNIAシリーズホームページを参照ください。なお、実売価格については購買条件によって異なる場合があります。

新製品の概要

新製品の概要
*1 本体およびCPU(Pentium(R) 4プロセッサ2.40BGHz)X1、メモリ(256MB)X1、HDD(80GB)X1による構成の価格です。OSの価格は含まれません。据付調整費、使用済み商品のお引き取り費などは含まれておりません。
*2 1GBは10億バイト換算値です。1GB=1024X1024X1024バイト換算のものとは、表記上同容量でも実容量は少なくなりますので、ご注意ください。

商品化の背景と狙い

 企業内の部門サーバや中小規模の業務システムでは、低価格ながら高性能・高信頼性を兼ね備えた1Wayサーバへの需要が高まっています。また、最近では、ユーザ数やデータ量の増加、通信インフラの高速化などに柔軟に対応できる拡張性と省スペース性が求められており、データセンタやISP/ASP、大企業のIS部門など、多数のサーバを運用する部門においてラックマウント構成の要求があり、当社製IAサーバにおいてもラックマウント用途のサーバの出荷台数比率が徐々に伸びています。
 当社は、こうした市場のニーズに対応し、省スペースに加え、高性能、拡張性、可用性を実現した1Uラックマウント専用サーバ「MAGNIA2200R」を商品化するとともに、SOHOなどの小規模オフィスのファイル・プリントサーバ、メールサーバ、ネットワークサーバに適した「MAGNIA LiTE32S」を商品化し、1Wayサーバの売り上げ拡大を図っていきます。

新製品の主な特長

1. 高さ1Uの省スペース設計(「MAGNIA2200R」)
 「MAGNIA2200R」は、ラックへの高密度実装が可能でスペース効率に優れた、高さ1U(44mm)のラックマウント専用筐体を採用しています。
 
2. インテル社の最新CPU「Pentium4」を搭載
 インテル社製CPU「Pentium(R) 4(2.4BGHz/3EGHz/3.40GHz)」を搭載可能で、高速なデータ処理が可能です。
3.40GHzは2004年6月対応予定
 
3. 800MHzのフロントサイドバスに対応
 800MHzのフロントサイドバスに対応したチップセット「Intel(R) E7210」を採用することにより、大量のデータを高速に処理することが可能です。
CPU 2.40BGHzはフロントサイドバス533MHzです。
 
4. RAIDコントローラを標準装備
 シリアルATAに対応したRAIDコントローラをオンボードで標準装備していますので、RAIDコントローラ カードを増設することなくディスクのミラーリング構成を構築可能です。
 また、ディスクのホットプラグにも対応しており、RAID機能とあわせて高い可用性を実現しています。
MAGNIA LiTE32Sはホットプラグケージオプション(別売)の増設が必要となります。
 
5. 大容量ハードディスクを内蔵
 「MAGNIA2200R」は250GBのハードディスクを2台まで(合計500GB)、「MAGNIA LiTE32S」は250GBのハードディスクを4台まで(合計1TB)搭載可能で、高速性・拡張性に優れています。
RAIDコントローラボード(別売)増設時
 
6. 高速DDR333メモリを搭載
 高速DDR333メモリを最大4GBまで搭載可能で、大規模なアプリケーションにも余裕をもって対応することができます。
 
7. 拡張I/OスロットでPCI-Xに対応
 PCI-Xに対応した拡張I/Oスロットを2スロット*1装備。64bit/66MHzの高速データ転送*2を実現します。
*1 「MAGNIA2200R」では、2スロットの内1スロットはLow-Profileスロットになります。
*2 64bit/66MHz対応のカードを接続した場合。
33MHzのカードを接続した場合、もう一方の64bit/66MHzスロットも33MHzで動作します。
 
8. ギガビット・イーサネット対応LANを標準装備
 1000BASE-Tに対応したLANポートを「MAGNIA2200R」は2つ標準で装備しており、オンボードの2つのLANポートで冗長構成をとることも可能です。「MAGNIA LiTE32S」ではオプションのLANカードを増設することにより、AFT/ALBに対応することができます。
AFT (Adapter Fault Tolerance):LANの二重化
ALB (Adaptive Load Balancing):複数のLANポートを使用して送信帯域幅を向上させる機能
 
9. インストールや初期設定が簡単
 OS「Windows(R) 2000 Server, Windows ServerTM 2003」のインストールや初期設定を対話形式のGUI画面で行うことが可能な「SetupInstructor(セットアップインストラクター)」を標準で装備し、スムーズなセットアップが可能です。
 
10. サーバ監視ソフト「HarnessEye/web」を標準搭載
 遠隔地の管理者端末からWebベースで複数のサーバの障害監視をすることができる、サーバ監視ソフト「HarnessEye/web」を標準装備しています。情報はEメールでも送信可能で、携帯電話などでも通知を受けることができます。また、ハードディスク障害予知などができ、十分なシステムの可用性を備えています。
インターネット経由で接続する場合は、別途プロバイダ契約および通信回線契約などが必要となります。

CPUオプションの追加について

 すでに発売しているスモールエントリサーバ「MAGNIA Z320S」のCPUオプションとしてインテル社の最新高性能CPU「Pentium(R) 4 3.40EGHz(L2キャッシュ1MB)」を追加します。

2004年7月末出荷開始

オプション製品の値下げについて

 MAGNIAシリーズの既存製品について、オプション製品の標準価格を大幅に値下げいたします。改定率は、CPUで1%~67%、メモリで10%~48%、HDDで13%~55%となっております。
 これにより、サーバシステムの初期導入コストや、システムの拡張・増設時の追加コストも削減可能です。

お問い合わせ先

新製品に関する
お客様からの
お問い合わせ先
サーバ・ネットワーク事業部 TEL 03(3457)3019
E-Mail pcserver@ieg.toshiba.co.jp
MAGNIAシリーズ
ホームページ
URL http://www.magnia.toshiba.co.jp

 


  • MAGNIA、HarnessEyeは、(株)東芝の商標です。
  • Pentiumはアメリカ合衆国および他の国におけるインテルコーポレーションおよび子会社の登録商標または商標です。
  • Microsoft, Windows, Windows Serverは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
  • Ethernetは、富士ゼロックス株式会社の登録商標です。

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