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直径3mmの極細径ロボット鉗子の開発について

2004年6月17日

東芝 直径3mmの極細径ロボット鉗子(スポンジに手術針を通す縫合作業の様子)
 
東芝 直径3mmの極細径ロボット鉗子

 当社は、内視鏡を用いた外科手術に使う鉗子の先端部を自在に動かせる「ロボット鉗子」を世界で一番細い直径3mmで開発しました。これまでの5mmサイズより一回り小さいため、腹部一般の手術だけでなく、心臓や脳などの微細な手術にも適用が期待できます。

 ロボット鉗子は、ピンセット状の鉗子先端部を操作し「つかむ」「曲げる」「回転させる」動作が可能です。従来の鉗子が先端部の開閉しかできないのに対し、ロボット鉗子はあらゆる方向から縫合作業などが可能で、狭いスペースでも作業しやすい特長があります。このため、切開口を小さくして患者の負担を軽減する低侵襲手術に適しています。

 当社は、1999年に慶應義塾大学(以下、慶大)とロボット鉗子の共同開発を開始しました。2002年には、腹部一般の内視鏡下手術で標準的なサイズである直径5mmのロボット鉗子について問題なく動作することを確認しています。
 今回、部品形状や組み立て方法を改善したほか、加工精度を高めて動作を安定させたことなどにより、直径3mmへの細型化に成功しました。これにより、これまで以上に低侵襲な手術が可能になることに加え、心臓血管外科や脳神経外科をはじめとする微細な作業が求められる領域での手術にも適用が期待できます。
 今後、当社と慶大では、ロボット鉗子のさらなる信頼性の向上、手術の種類に応じた形状・構造や耐久性の改善を図り、ロボット鉗子の実用化に必要な技術を、数年以内に確立したいと考えています。

 なお、ロボット鉗子については、2000年度から2004年度まで実施されている新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)からの委託事業において「内視鏡等による低侵襲高度手術支援システム」(開発委員会委員長:東京女子医科大学高倉公朋学長)の要素技術として開発を進めています。
 今回の開発の詳細については、日本機械学会「ロボティクス・メカトロニクス講演会‘04」(名城大学)において、6月20日に発表します。


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