「東芝グループCSR報告書2004」の発行について 2004年6月23日
当社は、1999年以来、毎年発行してきた「東芝グループ環境報告書」について、CSR(企業の社会的責任)に関する説明責任を果たすという観点から、社会性に関する報告を加えるなど内容の充実をはかり、「東芝グループCSR報告書2004」として、本日、発行しました。 本報告書では、CSRの原点である東芝グループの『社会的存在意義』を、「エレクトロニクスとエネルギーの分野において、夢をかなえ、社会を変える商品・サービスを提供していくこと」にあると定義し、ユビキタス社会の実現や、環境、社会インフラなどの分野における、商品・サービスを通した社会への貢献を、東芝グループの方針として宣言しています。 「東芝グループCSR報告書2004」は、「経済性」「社会性」「環境」の3つの側面からCSRの方針と取組みの内容を紹介しています。報告書は、3つの章で構成されています。 第二章では、社会との関わりについて、お客様、地域社会、従業員などのステークホルダーに対する取組みを報告するとともに、環境関係のNPO・NGOの代表との対話、近隣の中学生と共同制作した環境報告書など、ステークホルダーとのコミュニケーションの事例を紹介しています。 第三章では、製品での環境配慮のほか、ゼロエミッション(廃棄物ゼロ)の継続達成、資源の有効活用、地球温暖化防止、化学物質の管理強化、使用済み製品のリサイクルなどの活動を報告しています。環境会計では、これらの活動を、環境効率指標(売上高と環境負荷総量の比)としてとらえ、分析評価を行っています。今後は、今回新たに導入した製品の環境効率コンセプト(ファクターT)との統合を進め、環境経営を推進していきます。 当社は、2003年7月にCSR本部を設置し、法令遵守、人権、環境、お客様満足、社会貢献などCSRに関連する諸活動を体系化し、推進体制を整備してきました。2004年1月には、全世界で事業を展開していく上で、東芝グループとしてめざすべき価値基準を明確にするため、人権・労働・環境での世界的な普遍的原則を示した国連の「グローバル・コンパクト」に参加しました。また、同じく2004年1月に、東芝グループ共通の行動規範である「東芝グループ行動基準」を抜本的に改定しました。これらの活動に加え、CSR活動の目的である社会からの信頼を向上させるためには、ステークホルダーの方々とのコミュニケーションが重要であり、そのためのツールとして、今後も東芝グループCSR報告書の充実を図っていきます。
「東芝グループCSR報告書2004」の主な項目
東芝グループCSR報告書2004および関連データを、下記URLにて6月25日より公開いたします。
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