環境管理システム「Eco倶楽部」シリーズの新製品発売について 2004年9月2日
当社は、製造業向け環境管理用パッケージソフト「Eco倶楽部」のシリーズ製品として、2006年7月に施行されるEUのRoHS指令や、国内の標準化組織であるグリーン調達調査共通化協議会(JGPSSI)が指定する化学物質を管理することができる「製品構成情報管理機能ver.1.1」を商品化し、本日から販売を開始します。 新製品では、管理対象の化学物質毎に使用量のしきい値を設定することが可能で、部品、組立品、製品といった単位別に重量を換算して、しきい値を超えていないかを自動判定できます。どの部品を変更すれば、製品としてしきい値を満足できるのかといった検討に役立ちます。 また、JGPSSIに対応した管理フォーマットをあらかじめ用意しており、ユーザーは新たに管理フォーマットを作成する手間を省くことができるほか、環境法令で対象となる約3,000の化学物質に関するデータを登録してあるので、納入先のグリーン調達などで特別な化学物質管理を要求された場合にも、納入先の指定する化学物質を任意に選択して管理フォーマットを作成して、自社製品が納入先の調達条件に適合しているか判断することが可能です。もちろん、PRTR法に基づいた化学物質の排出・移動管理も行なうことができます。 さらに、部品や素材といった調達品に関する化学物質管理についても、購入元へ調査を依頼する「調査ツール」を用意しているので、購入元の負担を軽減しながら、確実な調査を行なうことができます。
新製品の概要
商品化の背景と狙い
電気電子機器に含まれる特定の有害物質の使用を制限し、条件を満足しない製品の販売を差し止めることを定めたEUのRoHS指令が2006年の7月に施行されることをうけて、部品や素材の製造業者では、製品の化学物質管理を納入先から要求されるケースが増えてきています。また、日本国内においてもグリーン調達調査共通協議会(JGPSSI)が管理すべき規制物質の共通化を推進しているほか、大手電機メーカが独自のグリーン調達管理基準(化学物質)を定めるなど、今後も、化学物質の管理はますます重要になっていきます。 新製品のおもな特長
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