情報セキュリティおよび個人情報保護の対応強化に向けた新組織の発足について

2004年9月22日

 当社は、情報セキュリティおよび個人情報保護のさらなる対応強化を図るため、従来それぞれについて異なる部門が担当していた関係業務を一本化し、10月1日付で「情報・セキュリティセンター」を新設します。

 情報通信技術の発展により、電子化された情報がネットワークを介して、大量にかつ迅速に処理されることが可能になる一方で、コンピュータウイルスに代表される情報リスクも複雑化、高度化してきており、情報セキュリティ対策が、ますます重要になっています。
 また、個人情報については、顧客データベースに代表されるように、個人情報が電子化された情報として大量にコンピュータ管理されることが一般化しており、2005年4月の個人情報保護法の施行を控え、企業としての一層の取り組み強化が求められるなか、情報漏洩防止の観点から、情報セキュリティと連動した対策が急務となっています。

 「情報・セキュリティセンター」は、密接な連携を必要とする情報セキュリティと個人情報保護の体制を、一元化することにより、施策実行の一貫性強化とスピードアップを図ります。また、国内外グループ会社に対する支援・指導の強化を図り、東芝グループとしての情報セキュリティと個人情報保護について、取り組みの徹底をすすめていきます。

新組織発足の背景

 当社は従来、情報セキュリティおよび個人情報保護について、それぞれを所管・担当する組織・部門をおき、電機業界内でも先進的な取り組みを進めてきました。

 情報セキュリティについては、情報システム全般の運用管理を担当するコーポレート組織である「ISセンター」内に専任部門をおき、情報セキュリティポリシーの構築およびeラーニングによる教育、社内関係部門との連携、社外との情報接続点(インターネット・ゲートウェイ)の一元管理や全社統一したウイルス対策をすすめてきました。
 個人情報保護については、1999年から本格的な取り組みを開始し、社内横断組織である「個人情報保護事務局」を中心に、2000年5月には個人情報の取り扱いに関する基本方針を定めた「東芝個人情報保護プログラム」を策定しました。さらに、2001年4月には、電機業界として、他社に先駆けて全社単位で、日本情報処理開発協会(JIPDEC)から「プライバシーマーク」を取得し、個人情報保護の徹底につとめてきました。

 「情報・セキュリティセンター」は、これら両機能を一元化することにより、施策実行の一貫性強化とスピードアップを図ります。

 インターネットに代表される情報通信技術の発展により、電子化された情報が大量にネットワークを介して処理されることが可能になる一方、コンピュータウイルスによる情報システムの破壊や不正アクセスによる情報流出等が、企業リスクとして認識されており、これらへの対策が急務となっています。
 また、電子化された情報の中でも、顧客情報に代表される個人情報の管理は、企業の社会的責任の面からも、取り組むべき重要課題となっています。

 当社は、これらへの対策を一元的にかつ迅速に実現すべく、新組織を積極的に機能させていきます。


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