SEDパネル量産拠点候補地の決定について

2005年5月31日

 当社は、キヤノン株式会社との合弁会社であるSED株式会社(本社:神奈川県平塚市、代表取締役社長 鵜澤俊一)にて開発を進めている次世代薄型ディスプレイ“SED”パネルについて、当社姫路工場を量産拠点の候補地とすることを決定しました。

 “SED”パネルは、2005年8月よりSED株式会社にて生産を開始すべく現在準備を進めていますが、2007年1月から本格量産へ移行する計画であり、東芝の拠点を整備して生産に対応することとなっています。そのため、当社では、量産拠点となる候補地を当社事業場の中から選定する作業を進めてきましたが、今般、ブラウン管製造のノウハウおよび半導体の量産技術をもち、国内外の物流拠点とのアクセスも容易な、姫路工場を量産拠点の候補地と決定しました。今後、キヤノン株式会社、SED株式会社とともに、姫路工場内での具体的な建屋、生産設備の整備に関する計画を策定してまいります。なお、本件に係る設備投資額は、2005年からの2年間で1,800億円を計画しています。

 “SED”は、キヤノンの独自技術である電子源と微細加工技術、東芝のブラウン管技術と液晶・半導体量産技術を結集して生まれた、新しい表示方式の薄型ディスプレイです。高輝度、高精細に加え、高い動画追従性、高コントラスト、階調数の多さなど総合画質に優れ、さらに低消費電力という特性を備えています。

 キヤノンと東芝およびSED株式会社は、次世代の薄型ディスプレイとしての“SED”の商品化、量産化に向けた計画を、着実に実施してまいります。

<東芝姫路工場(太子地区)の概要>

所在地 兵庫県揖保郡太子町鵤300
設立 1960年1月
工場長 張替 誠(はりがえ まこと)
従業員数 1,300名
敷地面積 183,000m2

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