東芝130周年記念イベント
「万年時計からはじまった情熱のDNA 驚き!130年モノづくり物語」を 国立科学博物館で開催

2005年7月1日

 当社は、1875年に創業者田中久重が銀座煉瓦街に店舗兼工場を開いて以来、本日で創業130周年を迎えました。
 これを記念して、国立科学博物館(台東区上野公園)において、9月6日から11日まで「万年時計からはじまった情熱のDNA 驚き!130年モノづくり物語」と題し、シンポジウムや特別展示等を行います。国立科学博物館で、民間企業単独主催のイベントが行われるのは、今回が初めての試みとなります。シンポジウムが開催される9日から11日までの期間中は、国立科学博物館の展示を多くの方にご見学いただけるように、国立科学博物館全館への入館料を無料とします。また、一般の方からシンポジウムの聴講募集を行う予定です。

 創業者田中久重が1851年に製作した万年時計は、和時計の最高傑作といわれています。当社は、文部科学省科学研究費補助金特定領域研究「江戸のモノづくり」の主要プロジェクトでもある万年時計の復元を130周年記念事業の一つとして、国立科学博物館と共同で参画してきました。当社は、今回のイベントをその万年時計復元プロジェクトの集大成として位置づけています。
 国立科学博物館には、このイベントを通じて、日本のモノづくりの原点を探り、21世紀が受け継ぐモノづくりDNAと技術の未来を考えていくという趣旨にご賛同いただき、特別協力をいただいています。

[独立行政法人 国立科学博物館 佐々木正峰館長のコメント]
 『「万年時計復元プロジェクト」を踏まえ複製された万年時計は、愛知万博に出品され、国内外の多くの方々に日本のモノづくりの素晴らしさを伝えております。今年130年を迎える東芝の歩みは、まさに日本近代のモノづくりの歩みでもあり、心よりお喜び申し上げると共に、今後ともわが国のモノづくりの一層の発展に寄与されることを祈念致します。』

 また、3月に起動式を行った万年時計レプリカが2005年日本国際博覧会(愛・地球博)のシンボルパビリオンである「グローバル・ハウス」にて展示されていることから、今回の130周年記念イベントは、「愛・地球博パートナーシップ事業」として財団法人2005年日本国際博覧会協会の連携協力をいただいています。

東芝130周年記念イベント概要

東芝130周年記念イベント概要

東芝130周年記念イベント概要

シンポジウム・サイエンスショー

 9日
「小説・田中久重」(6月24日発行)の著者である童門冬二氏による記念講演
国立科学博物館主任研究官・鈴木一義氏、科学ジャーナリスト・赤池学氏などによる「21世紀が受け継ぐモノづくりDNAと技術の未来」についてのパネルディスカッション
10日
万年時計復元プロジェクト報告会
小・中学生向サイエンスショー
11日
小・中学生向サイエンスショー

これらのシンポジウムの聴講は、一般の方から募集を行う予定です。
シンポジウムやサイエンスショーが開催される9日から11日までの期間中は、多くの方にご来場いただけるように、国立科学博物館の入館料を無料とします。

特別展示

9月9日~11日(地下1F特別展示室)

万年時計をはじめ蒸気船の国産化、モールス電信機の改良版等を製作した田中久重と、白熱電球を国産化した藤岡市助という江戸末期から明治初期の近代化に貢献した、当社の二人の創業者の「飽くなき探究心と情熱」について紹介
創業130周年に合わせて製作した万年時計の2台目のレプリカの展示
東芝グループの最新技術を展示(詳細未定)

9月6日~11日(2F常設展示エリア「科学と技術の歩み」コーナー)

常設の万年時計(オリジナル)に加えて田中久重作品コーナーの拡充
日本初の電気洗濯機や電気冷蔵庫、世界初のノートパソコン、日本語ワープロなど、時代をリードしてきた東芝の初号機を展示

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