米国における訴訟に関するお知らせ

2005年12月5日

  2005年12月3日(米国太平洋時間2日)、米国カリフォルニア州サンノゼのカリフォルニア州第一審裁判所において、当社が行っていた陪審評決の見直しを求める申立て(post-trial motion)に対し下記のとおり決定がなされましたのでお知らせいたします。
1. 決定の内容
  (1)トレードシークレット(営業秘密)の不正使用に基づく不当利得、(2)忠実義務違反に基づく損害賠償(利息を含む)及び(3)忠実義務違反に基づく懲罰的損害賠償の算定に関する十分な証拠が提出されておらず、また算定額も過大であるため、465百万ドルの損害賠償等の支払を命じる陪審評決を無効とし、それぞれの算定について法廷での再審理(new trial)を行う。
   
2. 訴訟の概要
 Lexar Media, Inc.が、当社と共同開発したフラッシュメモリに関する技術を当社が同社に無断で不正使用した等として、当社及び東芝アメリカ電子部品社に対し損害賠償等を請求していたものです。
   
3. 今後の見通し
 今回の決定により465百万ドルの損害賠償等の支払を命じる陪審評決は無効となり、再審理が行われます。

 当社は、当社の主張のうち上記1.の内容が認められたことを歓迎いたします。なお、今回、トレードシークレットの不正使用や忠実義務違反はなかったという当社側の主張は認められませんでしたが、今後とも当社の主張が認められるよう、あらゆる法的手段を用いてまいります。

 NAND型フラッシュメモリに関する技術は当社が独自に開発したものであり、これまでその開発をリードしてきました。当社にとって、NAND型フラッシュメモリは当社が独自技術を有する戦略商品であり、引き続きNAND型フラッシュメモリ事業を積極的に推進してまいります。


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