米国でのNAND型フラッシュメモリ関連訴訟に関する控訴について

2005年12月6日

 当社は、米国法人Lexar Media, Inc.が同社のNAND型フラッシュメモリ関連技術に関するトレードシークレット(営業秘密)を当社が不正に使用した等と主張して損害賠償を請求して提起していた訴訟について、米国カリフォルニア州サンノゼのカリフォルニア州第一審裁判所が2005年12月3日(米国太平洋時間2日)に下した決定の一部を不服とし、本日、上級審へ控訴の申立てを行いました。

1. 控訴の内容
 カリフォルニア州第一審裁判所が下した決定の中で、トレードシークレットの不正使用や忠実義務違反はなかったとする当社側の主張が認められなかったため、これを不服として、控訴を行うものです。
   
2. 訴訟の概要
 Lexar Media, Inc.が、同社のフラッシュメモリに関する技術を当社が同社に無断で不正使用した等として、当社及び東芝アメリカ電子部品社に対し損害賠償等を請求していたものです。

ご参考
2005年12月3日(米国太平洋時間2日)の決定の内容
 カリフォルニア州第一審裁判所は、(1)トレードシークレット(営業秘密)の不正使用に基づく不当利得、(2)忠実義務違反に基づく損害賠償(利息を含む)及び(3)忠実義務違反に基づく懲罰的損害賠償の算定に関する十分な証拠が提出されておらず、また算定額も過大であるため、465百万ドルの損害賠償等の支払を命じる陪審評決を無効とし、それぞれの算定について法廷での再審理(new trial)を行う。


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