DVD関連特許侵害を理由とした米国輸入差止請求及び提訴について

2007年4月09日

 当社および当社の米国現地法人である東芝アメリカ家電社(Toshiba America Consumer Products, L.L.C.)は、2007年4月6日(米国現地時間)、下記のDVDメーカー及びDVD製品を扱う企業17社を対象に、当社の保有するDVD関連特許の侵害で米国国際貿易委員会(International Trade Commission)に対し米国輸入差止の申請を行いました。また当社は、4月6日(米国現地時間)、同特許の侵害で同17社を米国カルフォルニア州北部地区連邦地方裁判所へ提訴しました。

 当社はDVD規格(※1)に必須である特許を、当社が単独で直接またはDVD6Cライセンスグループ(※2)を介して広くライセンスしておりますが、下記17社は東芝単独及びDVD6Cライセンスグループとの特許ライセンス契約を締結せずにDVDプレーヤー等のDVD製品を製造し、米国へ輸出をしています。

 こうした事態は、当社のDVD事業に被害を及ぼすとともに当社のDVD関連のライセンスビジネスを阻害する要因となっております。今回の申請及び提訴により、下記17社が当社の特許侵害を認め、当社の知的財産権を尊重することを望んでおります。

※1 DVD規格…DVD Forumにて策定されたDVDの規格
※2 DVD6Cライセンスグループ…DVDの技術およびフォーマットの主要開発会社からなるDVD特許のライセンスグループ

米国ITCへの輸入差止申請の概要

1. 申請日 4月6日(米国現地時間)
2. 申請先 米国国際貿易委員会(ITC)
3. 申請者 東芝、東芝アメリカ家電社
4. 輸入差止対象企業(17社)
    Daewoo Electronics America, Inc.(米国)/ Dongguan GVG Digital Technology Ltd.(中国)/ Dongguan Tonic Electronics Co., Ltd.(中国)/ Dongguan Xin Lian Digital Technology Co. Ltd.(中国)/ GVG Digital Technology Holdings Ltd.(香港)/ jWIN Electronics Corporation(米国)/ Memcorp Inc.(米国)/ Star Light Electronics Co. Ltd.(香港)/ Starlight International Holdings Limited(香港)/ Starlight Marketing (HK) Ltd. (香港)/Tonic Digital Products Limited(香港)/ Tonic DVB Marketing Ltd.(中国)/ Tonic Electronics Limited(香港)/ Tonic Industries Holdings Limited(香港)/ Tonic Technology (HK) Limited(香港)/Tonic Technology (Shenzhen) Ltd.(中国)/Tonic Trading Development Ltd.(香港)
5.

申請対象製品

DVDビデオプレーヤー、DVDレコーダー及びそれらの機能を持つDVD製品
6. 申請内容  申請対象製品の米国内への輸入差止

特許侵害提訴の概要

1. 提訴日 4月6日(米国現地時間)
2. 提訴地 米国カルフォルニア州北部地区連邦地方裁判所
3. 原告 東芝
4. 被告(17社) 米国ITCへ輸入差止を行った対象企業と同じ17社
5.

提訴対象製品

DVDビデオプレーヤー、DVDレコーダー及びそれらの機能を持つDVD製品
6. 訴求内容 提訴対象製品の製造、輸入、販売等の差止及び損害賠償

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