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池上通信機と東芝がフラッシュメモリを採用した 新世代の放送用映像制作・編集システムを全米放送協会展(NAB)で発表

2007年4月17日

シームレスなトータル・テープレス・ワークフローによる業務革新を実現

池上通信機 株式会社
株式会社 東芝

 池上通信機株式会社(以下、「池上通信機」)と株式会社東芝(以下、「東芝」)は、両社が共同開発を進めているフラッシュメモリをキーコンポーネントに採用した新世代の放送用映像制作・編集システムのキーコンセプトと、具体的商品ラインアップの概要を2007年全米放送協会展(NABショー2007)にて発表しました。

 近年、グローバル・ベースで放送サービスのデジタル化、ハイ・ディフィニション(HD)化の流れが進んでいます。今後両社がワールドワイドに提案・推進していく先進的な映像制作・編集システムは、取材現場におけるカメラでの素材収録から、放送局内での制作・編集作業、完成映像データの送出、アーカイブまでのワークフロー全体を、フラッシュメモリメディアをベースとした基幹商品群とネットワークでシームレスに統合するもので、今後デジタル化、HD化が急速に進む放送業界の制作環境において大きな業務革新をもたらすものです。

 池上通信機と東芝は今月に入り、テレビ放送局や番組制作会社向けの映像製作・編集システムの分野において今後、新商品の開発から販売促進に渡り、協業を図っていくことを発表しておりますが、今回、NABショーにて初めてその商品コンセプトと具体的な商品ラインアップの全貌を明らかにしたものです。

 池上通信機の松原正樹社長は、「当社の映像制作分野での専門性と、東芝の持つ、マスター設備、送信機器、送出サーバなど幅広い放送システム分野での優れた技術力と経験、そして先進的な半導体フラッシュメモリ技術を組み合わせることで、理想的な相互補完関係を築き、放送業界にあらたな革新をもたらしたい。」と語りました。

 東芝の執行役常務・社会システム社社長の木村俊一氏も「放送業務用カメラの分野を中心に常に業界をリードする池上通信機とのアライアンスを進めることは、東芝がグローバルな放送システム市場での地位を強化することに大きく寄与すると共に、放送局、番組制作会社に対して高い付加価値を提供していけるものと確信している。」と抱負を述べました。

商品コンセプトの概要

 池上通信機と東芝のコラボレーションにより、フラッシュメモリをキーコンポーネントとした収録からアーカイブまでの新しいトータルテープレスイノベーションを実現します。
  ハイブリッドテープレスカメラ「GFCAM(開発コード名)」、フラッシュメモリ内蔵型レコーダー「GFSTATION(開発コード名)」、ポータブルレコーダー「GFSTATION PORTABLE(開発コード名)」をリムーバブルメディア「GFPAK(開発コード名)」とネットワークで結び、テープレス環境の早期実現をサポートしていきます。

1. フラッシュメモリソリューション
 

 「GFCAM」、「GFSTATION」、「GFSTATION PORTABLE」で共通に使用するリムーバブルメディア「GFPAK」は、記録媒体として、フラッシュメモリを採用しました。
 光ディスク等に比べ、耐衝撃性,耐振動性に優れるフラッシュメモリは、過酷な環境での取材においても、高い信頼性を発揮します。「GFPAK」では、フラッシュメモリの持つこれらの高い信頼性に加え、独自技術の採用により、メモリのエラー保護を強化しており、大切なデータを守ることができます。
 また、フラッシュメモリは、高速ランダムアクセス性により作業効率の向上をもたらすほか、数万回の書換えが可能であるため、メディア消費によるランニングコストを大幅に低減します。さらに、テープや光ディスクドライブとは異なり、機械的な可動部を持たないため、メンテナンス費用も大幅に低減できます。
 「GFPAK」は、収録現場での記録時間を考慮し、1パッケージで最大128分のHD記録時間をフラッシュメモリで実現します。
 また、用途に応じてフラッシュメモリパックとハードディスクパックを選択することができます。フラッシュメモリパックとハードディスクパックは形状,インターフェースを同じにしていますので、両メディアを併用できます。

   
2. ワークフローイノベーション
 
(1)

「GFSTATION」によるマルチタスク環境の実現
 「GFSTATION」はフラッシュメモリを内蔵しており、編集用素材の一時蓄積として、外部からの素材取り込み端末として、また、OA送出装置として、多機能な運用を提供するとともに、これらの機能を同時に行うマルチタスク環境を実現します。
 マルチタスク機能により、「GFPAK」からファイルを取り込みながら、素材サーバへ転送し、ノンリニア編集機でのダイレクト編集を開始できます。また、収録しながらフロントパネルや汎用コントローラによるIN/OUT編集や、「GFPAK」からファイルを取り込みながらIN/OUT編集も可能です。

(2)

メタデータソリューション
 「GFCAM」によるマスター映像とプロキシ映像(MPEG4)の同時収録により、プロキシを利用した送出までの作業効率アップを実現できます。プロキシ映像は一般のPCで再生が可能なほか、ネットワーク経由で遠隔地でのプレビューが可能です。また、PCで設定したIN/OUT点をパックに収録することで、「GFSTATION」「GFSTATION PORTABLE」で編集点にしたがった再生が可能です。
 また、取材日、取材場所、取材者、番組名、機材などの情報(メタデータ)を「GFPAK」に映像・音声ともに収録することで、素材を転送して使用する各所での情報検索など迅速な運用環境をもたらします。

   
3. オープンソリューション
 

 各機種ともオープン規格の圧縮方式であるMPEG2 Long GOP/I−Frameや、ファイル形式のMXFを採用することで、既存システムからの段階的移行、およびシステム間の相互運用を容易に実現するものとなります。
 今後、ノンリニア編集機メーカーとのパートナーシップを幅広く呼びかけていきます。

商品の概要

 上記のコンセプトに基づいて、両社が今後共同開発を進める商品の概要は下記のとおりです。

 2008年4月の発売開始を目標に、両社で共同開発を進めていきますが、製品開発にあたっては、放送業界のユーザーの皆様のニーズを商品開発にきめ細かく反映させるため、これらの中核商品を含めたシステム提案活動を米国、日本を皮切りに、世界の主要市場において直ちに開始します。

1. ハイブリッドテープレスカメラ「GFCAM(開発コード名)」
(予定価格:US$ 25,000)
 
2/3型 3撮像素子

HD 1080i/720pフォーマット対応

MPEG2 Long GOP/I-FRAME マルチコーデック
4:2:2デジタルコンポーネント記録
MXFファイル記録
NTSCあるいはPALのMPEG2記録

レトロループ機能,タイムラプス機能,インテリジェントレコーディング

フリーズミックス機能
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2. フラッシュメモリ内蔵型レコーダー「GFSTATION(開発コード名)」
(予定価格:US$ 45,000)
 
128GB(4時間/HD 50Mbps)メモリ内蔵

HD 1080i/720pフォーマット対応

MPEG2 Long GOP/I-FRAME マルチコーデック

再生用アップコンバータ/ダウンコンバータ
カラーLCDモニター搭載
サムネイル表示

JOG&SHUTTLEダイアルを装備

MXFファイル転送
IN/OUT編集

Playlist送出

   
3. ポータブルレコーダー「GFSTATION PORTABLE(開発コード名)」
(予定価格:US$ 18,000)
 
小型ハーフラックサイズ

HD 1080i/720pフォーマット対応

MPEG2 Long GOP/I-FRAME マルチコーデック

再生用アップコンバータ/ダウンコンバータ
カラーLCDモニター搭載
サムネイル表示

JOG&SHUTTLEダイアルを装備

IN/OUT編集

   
4.

リムーバブルメディア「GFPAK(開発コード名)」
(予定価格:フラッシュメモリパック32GB US $950 ハードディスクパック 120GB US $350)

 
16GB/32GB/64GB NAND型フラッシュメモリパック

120GB ハードディスクパック

S-ATA規格 高速転送 

 


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