ウェスチングハウス社による米国 溶接会社の買収について

2007年11月14日


 当社のグループ会社であるウェスチングハウス社は、米国の溶接工事および溶接機製造・開発に携わる「Carolina Energy Holdings, Inc.(以下、カロライナ・エナジー・ホールディングス)」の株主と、同社の買収に関する契約を締結し、買収を完了しました。

 現在、米国では、30基以上の原子力プラントの新規建設が計画されており、ウェスチングハウス社は「AP1000*1」の提案、受注活動を行っています。今後、原子力発電所を建設する場合、必要となる特殊溶接の作業量が増大するものと予想され、ウェスチングハウス社は、米国の溶接工事および溶接機製造・開発に携わる「カロライナ・エナジー・ホールディングス」を買収し、将来の溶接作業量の増大に備えます。

 現在、世界各国において、電力の安定供給と地球温暖化防止の観点から、原子力発電プラントの新規建設や既設プラントのさらなる有効活用などに対する需要が急速に高まっています。このような背景のもと、今後とも当社およびウェスチングハウス社は、市場の要望に応え提案、受注活動を展開します。

*1 従来型の軽水炉プラントに静的安全設備を大幅に採り入れることにより、安全性と経済性をさらに向上させた最新型の加圧水型原子炉。米国の原子力規制委員会(NRC:Nuclear Regulatory Commission)の型式認定を取得済。

カロライナ・エナジー・ホールディングスの概要

設立: 1997年
代表者: Richard Bryant(リチャード ブライアント)
売上高: 約36百万米ドル
所在地: 米国サウスカロライナ州
事業内容: 溶接工事および溶接機製造・開発

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