～社会からの関心の高い項目の報告を充実～

　当社は、「東芝グループCSR報告書2008」を6月25日に発行します。2004年から発行し、今年で5回目となります。

　当社グループは、「地球内企業」の考えの下に、よりよい地球環境の実現に貢献し、世界各国や各地域の文化や歴史、慣習の違いを認識・尊重する企業を目指しています。
　「CSR報告書」の特集では、「地球内企業」をテーマとし、環境面での2050年度までのあるべき姿を見すえた新ビジョン「環境ビジョン2050」実現に向けた各事業での取り組みと、世界各地での従業員との対話や調達先の支援などのCSR活動について報告しています。
　また、社会の関心と信頼に応えるCSR報告を追求しており、ステークホルダーの関心に応える報告内容を拡充しています。昨年行ったステークホルダーへのアンケートを踏まえ、ISOのガイドライン案やSRI（社会的責任投資）格付機関の調査項目、顧客からの意見などを幅広く検証し、社会からの関心の高い項目の報告を充実させました。具体的には、「CSR報告書」では製品安全の取り組みなどの内容を充実させ、「CSRホームページ」では情報セキュリティ保護の取り組みなどを詳細に開示し、ホームページでの情報量を昨年比約1.5倍としました。さらに、「ステークホルダー・エンゲージメント」の欄を新たに設け、世界各地での「ステークホルダー・ダイアログ」等での意見を受けた取り組みなどについて報告しています。
　環境報告では、製品と事業プロセスを合わせた東芝グループの総合的な環境効率について、2000年度を基準に2050年度までに10倍に高めることを目指した「環境ビジョン2050」と、実現に向けた自主行動計画「第4次環境ボランタリープラン」の拡張について、「製品の環境効率向上」ならびに「事業プロセスの革新」の両面から報告しています。

　当社では、社会からの信頼を向上させるために、今後も「東芝グループCSR報告書」を充実させ、ステークホルダーの方々とのコミュニケーションをより重視していきます。

CSR報告書2008の主要掲載事項

　「東芝グループCSR報告書2008」の英語版・中国語版については、8月を目処に発行する予定です。また、「東芝グループCSR報告書2008」および関連データを、下記URLにて7月10日頃から公開いたします。
http://www.toshiba.co.jp/csr/

　当社グループは｢地球内企業｣としてより良い地球環境の実現のため､｢東芝グループ環境ビジョン2050｣を策定し､総合環境効率を2000年度を基準として2050年度までに10倍(ファクター10)に高めることを目指すものです｡効率の良いエネルギー供給機器の開発や､環境に配慮したオフィス・家電製品の製造､販売を通じて､2025年度に1億1,770万トンのCO2削減の寄与などの地球温暖化防止をはじめとした､資源有効活用､化学物質管理を通した地球との共生や豊かな価値の創造のための取り組みを行っていきます｡