新型二次電池「SCiBTM」がキャノンデールスポーツグループの電動自転車に採用 2008年9月24日 - SCiBの搭載製品として初の市場投入 - 当社の新型二次電池「SCiBTM」(以下、SCiB)が、この度、キャノンデールスポーツグループの電動自転車に採用されました。優れた安全性と長寿命、急速充放電等の特性を兼ね備えたSCiBの搭載製品が市場に登場するのはこれが初めてとなります。SCiB搭載の電動自転車は、24日(現地時間)から米国ラスベガスで開催される「インターバイク2008」で展示されます。 今回採用されたのは、4.2Ah(アンペアアワー)のセルを10個直列に配列した電池モジュールです。電池特性を最大限に活かすため、電圧・温度監視、異常監視・保護、セルバランス調節等の機能を備えたバッテリーマネージメントシステムを搭載し、電動自転車に必要とされる出力をスムーズに安定して供給します。なお、SCiB搭載の電動自転車はドレル社の一部門であるキャノンデールスポーツグループのブランド「シュウィン」において、2009年初頭から「テイルウィンド」の名称で北米と欧州で販売を開始します。 当社が開発したSCiBは、熱的安全性の高い新負極材や高引火点の電解液の採用等により、高い安全性を備え、大電流充電(50A)が可能なため、わずか5分間で容量の90%以上の急速充電を実現しています*1。さらに、約3000回の急速充放電サイクル後も容量低下がわずか10%未満で、6000回以上の充放電が可能という長寿命性能は、電池交換時に発生する廃棄物の削減を通して、環境負荷の低減にも寄与できます。また、低温性能にも優れ、寒冷地での使用にも対応できます。 当社は、電動自転車に加えて、電動バイクやフォークリフト、建設機械のほか、非常用電源や風力発電での電力回生や電力品質の安定化などの用途に向け、積極的に事業を展開していくともに、高性能化に向けた開発を進め、ハイブリッド自動車や将来の電気自動車などへの適用も目指します。
SCiBの主な仕様
ドレル社について 設立:1962年 |
ニュースリリース記載の情報(製品価格/仕様、サービスの内容、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。最新のお問い合わせ先は、東芝全体のお問い合わせ一覧をご覧下さい。 |