ニュースリリース

四日市工場におけるNAND型フラッシュメモリの生産調整について

― 生産量の約3割減産 ―
2008年12月16日

 当社は、NAND型フラッシュメモリの生産拠点である四日市工場(三重県四日市市)において、2009年1月から、生産量の約3割を削減する生産調整を行います。

 

 世界的な景気の後退、消費の低迷により、半導体の需要も大きな影響を受けています。特にNAND型フラッシュメモリに関しては、メモリカードや、シリコンオーディオプレーヤーを中心に需要が低迷し、供給過剰な状態にあるため、今回、四日市工場での生産調整を決定したものです。

 

 四日市工場は、現在、第1、第2製造棟で200mmウェハーライン、第3、第4製造棟で300mmウェハーラインが稼動していますが、今回の生産調整に伴い、四日市工場では、年末年始期間、300mmウェハーラインは13日間、200mmウェハーラインは4日間の稼動停止を実施します。

 

 今後、市況の回復具合を見ながら、随時、稼働状況を見直していきます。

 

 なお、四日市工場以外の半導体工場についても年末年始の工場ラインの稼働日について見直しを実施しており、詳細は以下のとおりです。

 

年末年始の半導体工場稼動状況について

 

1.主要拠点(工場・主な製品)

 ・四日市工場(メモリ(NAND型フラッシュメモリ))

 ・大分工場(システムLSI(SoC、イメージセンサ))

 ・北九州工場(アナログIC、光半導体)

 ・姫路半導体工場(ディスクリート半導体(パワーIC、小信号IC))

 

2.概要

 世界的な景気の後退、消費の低迷により、半導体の需要も大きな影響を受け、特にNAND型フラッシュメモリに関しては、メモリカードや、シリコンオーディオプレーヤーを中心に市場が減退し、供給過剰な状態にあります。また、システムLSIやディスクリートについても民生機器市場の需要低迷の影響を受けたことにより、今般、一部工場の稼動を停止します。

 

3.各工場の状況

拠点名

2008年 冬季

四日市工場

(三重県四日市市)

300mmラインは12/31~1/12の間、13日間停止、200mmラインは12/31~1/3の間、4日間停止

(年末年始休日は12/28~1/4の8日間で、当該期間中は、300mmラインが5日間の停止、200mmラインが4日間の停止になります)

大分工場

(大分県大分市)

300mmラインはメンテナンスのため1/5、6の2日間停止、それ以外のラインは12/24~1/14の間、22日間停止

(年末年始休日は12/24~1/8の16日間で、当該期間中は、300mmラインは1/5,6を除き連日稼動、それ以外は16日間停止)

北九州工場

(福岡県北九州市小倉北区)

12/25~1/18の間、25日間停止

(年末年始休日は12/28~1/11の15日間で、当該期間中は15日間停止)

姫路半導体工場

(兵庫県揖保郡太子町)

12/20~1/6の間、18日間停止

(年末年始休日は、12/28~1/5の9日間で、当該期間中は9日間停止)