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新型二次電池「SCiB」の本格量産に向けた拠点整備について

2008年12月24日

SCiBセルの写真 

 当社は、新型二次電池「SCiB」の将来の需要拡大を見据え、本格的な生産に向けた第二量産拠点の整備を決定しました。現在生産を行う佐久工場(長野県佐久市)に続く新しい量産工場は新潟県柏崎市を第一候補として、今後、具体的な検討を進めていきます。

 

 SCiBは、高い安全性と、一日一回充放電を行っても10年以上使用可能な長寿命性能、わずか5分間で容量の90%以上の充電が可能な急速充電性能を備えています。すでにキャノンデールスポーツグループの電動自転車への採用が決まっているほか、現在、さまざまな企業から高い関心を得て、当社から提案活動を続けているところです。

 また、2010年度以降、産業用途、車載用途のリチウムイオン電池の需要の大幅な伸張が予想され、2015年度には、グローバルなリチウムイオン電池市場全体で約1.7兆円の市場規模が見込まれます。このような中で、第二拠点として、新たに量産工場を建設することで、今後の産業用途や車載用途の需要急増にタイムリーに対応できる体制を整えるとともに、将来のSCiBの速やかな量産規模の拡大に備えます。

 

 新潟県では、経済産業省が推進する「EV・pHVタウン構想」注1に柏崎・刈羽地域をモデル地域の一つとして応募しており、低炭素社会実現・関連産業の創出を目指して電気自動車に係わる取り組みを展開しております。今回の候補地検討にあたっては、将来的に車載用途向けへの採用も目指すSCiB事業と方向性が一致していること、先行する佐久工場に近接していること、さらに助成制度など、総合的に判断をしてこの度、複数ある候補地の中から柏崎市を第一候補として選定したものです。

 

 新工場は、2009年秋頃の着工を目指し、産業用途の需要拡大が期待できる2010年秋を目処に量産を開始する計画です。工場建設地の決定時期や、具体的な建設予定地、建設スケジュール等の詳細については、今後の市場動向を踏まえ、改めて決定いたします。

 

 当社は、SCiB事業を成長性の高い新規事業と位置づけており、産業分野や車載分野を中心にグローバルに事業展開を図っていきます。

 

注1:経済産業省が進める、EV(電気自動車)やpHV(プラグインハイブリッド車)を普及させるための「タウン構想」。

 

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