ニュースリリース

ウェスチングハウス社がBWR訓練センターを開設

2009年08月20日

 

BWR訓練センター建屋の画像1
BWR訓練センター建屋の画像2

 

訓練用BWR型原子炉




 当社のグループ会社であるウェスチングハウス社は、沸騰水型原子炉(BWR)向け保全サービス事業を拡大するため、テネシー州チャタヌーガ市にBWR訓練センターを開設しました。

 米国は、数多くの原子力発電プラントを有しており、その殆どが、1970年代および1980年代に運転を開始したもので、今後、更なる保全サービスや原子炉出力増強工事の市場拡大が見込まれます。

 このような中、ウェスチングハウス社は、BWR訓練センターを新たに開設しました。同センターでは、訓練用の実物大BWR型原子炉圧力容器・制御棒駆動装置、溶接訓練用施設等を設置し、保守点検工法の実証・訓練などを行うことで、より高い品質・安全、工期短縮が可能な保全サービスの提供を目指します。当社は、長年BWRの保守サービスで培ってきた、技術・経験を活用することで、ウェスチングハウス社と共に米国を中心に世界におけるBWRに対する保全サービス事業の拡大を図ります。

 現在、世界各国において、電力の安定供給と地球温暖化防止の観点から、原子力発電プラントの新規建設や既設プラントのさらなる有効活用のための保全などの需要が急速に高まっており、当社およびウェスチングハウス社は、今後とも市場の要望に応えた保全サービス事業を展開し、原子力事業を拡大していきます。

BWR訓練センターの概要

所在地: 米国テネシー州チャタヌーガ市

面積:約44,000m2(内建屋約6,000m2

設備:訓練用BWR型原子炉圧力容器、訓練用制御棒駆動装置、訓練用配管設備、溶接訓練用施設等