ニュースリリース

「2010 International CES」の出展について  

2010年01月07日

 当社は、1月7日から10日までの4日間、米国ラスベガスで開催される世界最大の家電見本市「2010 International CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)」において、次世代のデジタルライフを実現する新商品および先進技術を展示します。

展示の主な内容

1.CELL TV注1

 日本市場で2009年12月10日から発売を開始した、「CELLプラットフォーム」を搭載したCELL TV、およびCELL TVのプロトタイプを展示し、画質、音質、LEDバックライトを初めとした映像技術や機能を訴求するほか、3D関連技術、4K2Kパネル、65インチモデルなどの次世代技術を参考展示します。

(1)高画質テクノロジー

 映像の中のテクスチャー部を緻密な映像に復元する従来の再構成型超解像技術に加え、自己合同性による超解像処理や色に対する超解像処理を搭載した「CELLプラットフォーム超解像技術」を体感できます。また、高輝度LEDバックライトを使用した「KIRA2(メガコントラストLEDパネル)」注2と組み合わせることで、ハイコントラストの高画質映像を実現します。

(2)3D関連技術

 3Dムービー、通常の2D画像から生成した3D画像、距離センサーを用いた空間モーション操作と立体GUI表示による直感的ユーザーインターフェースなどのデモを行います。

(3)4K2K画像技術

 3,840×2,160画素(4K2K解像度)のパネルを用いた超解像画質の体感デモを行います。

(4)高画質・高音質技術

 CELLプラットフォームと新開発のスピーカーシステム、デジタルマルチアンプシステムによる、本格的な高画質と音響を体感できるシアターを展開します。

(5)ネットワーク超解像技術

 高精細フルHDブラウザーやインターネット映像の画質を高精細にする超解像技術を紹介します。

(6)LEDバックライト技術

 表示エリアを512分割した「KIRA2(メガコントラストLEDパネル)」のエリア制御のデモ、およびその技術を紹介します。

2.機器間の無線ネットワーク連携(3 Screens)

 ネットワーク技術やアプリケーションを使用して、3 Screens (液晶テレビ、PC、モバイル機器) の間で、簡単に静止画や動画コンテンツを転送し、超解像技術で高精細な映像を楽しむことができます。

(1)液晶テレビに、モバイル機器やWindows7搭載のPC内に保存されている静止画や動画を、当社独自のアプリケーションソフトで簡単に転送し、超解像技術による高精細な映像を大画面に映し出します。

(2)PCで再生するインターネット映像を、当社独自のアプリケーションソフトとWi-Fiで簡単に大画面液晶テレビに転送し、超解像技術による高精細な映像を映し出します。

3.環境への取り組み

 LED技術による省電力を、液晶テレビ、PC及び、1月下旬から北米市場で順次発売予定のLED照明で訴求をします。また、当社の米国現地法人である東芝アメリカ家電社(Toshiba America Consumer Products, L.L.C.)とパナソニック株式会社、シャープ株式会社がテレビの回収、リサイクルを行うために共同経営しているMRM注3が受賞した、米国環境保護庁(EPA注4)の「TVリサイクル・チャレンジ賞」の内容のほか、北米における当社の環境への取り組みを紹介します。

4.PCラインアップ

 Satellite、Qosmioシリーズを含め、米国個人市場向け新製品および周辺機器を展示します。

 

注1
「CELL TV」は「CELLレグザ」の米国における名称です。
注2
「KIRA2(メガコントラストLEDパネル)」は国内市場で発売した「CELLレグザ 55X1」に使用している、「メガLEDパネル」の米国および欧州における名称です。
注3
MRM (Electronic Manufacturers Recycling Management Company, LLC)
2007年9月に東芝アメリカ家電社、パナソニック(株)、シャープ(株)との共同出資により設立したリサイクル管理会社。
注4
EPA ( United States Environmental Protection Agency)