ニュースリリース

オフィスビル等のファシリティ(設備)に関するトータル・ソリューションを提供

4月1日付で専任組織「スマートファシリティ事業統括部」を新設
2010年03月29日

 当社は、オフィスビルや商業施設、工場、データセンター等のファシリティ(設備)に関するコンサルティングからシステム提案、エンジニアリングまで統合的に行う専任組織「スマートファシリティ事業統括部」を4月1日付で、社長直轄組織として新設します。

 近年の環境関連法規制の強化やセキュリティニーズの高まりなどを受け、オフィスビルや商業施設では、環境負荷の低減、セキュリティ、快適性、便利さなどが求められています。特に、ネットワーク社会のインフラであるデータセンターは、空調用の電力需要が大きく、エネルギーの高効率化と運用コスト低減が環境面と事業面の両面から強く求められています。
 こうした状況に対応し、当社は、ビルオーナーからビル管理会社、入居者に渡る全ての顧客ニーズの実現と顧客満足の向上を図るため、複合電機メーカーの技術力と人財を結集し、本事業を強化します。今後、新組織でトータル・ソリューション提案とシステム一括受注を基本とした営業活動を推進し、国内だけでなく新興国等の海外社会インフラ市場を対象に、関連部門・グループ会社を含めたビル向け設備・機器等の売上高を現状の約3000億円から2015年には倍増の約6000億円に拡大します。

 当社が開発、提供するソリューションシステムは、セキュリティと省エネ効果の向上と運用コスト削減、さらには快適で便利なライフスタイルの提供を高い次元で追求したもので、次の3つのコンセプトによるソリューションを中心に提供してまいります。

(1)
エコで快適なゼロエミッションソリューション:省エネ、再生可能エネルギーの活用、余剰エネルギーの蓄積などを快適性と両立して最適に行うビルのゼロエミッション
(2)
エコで安心・安全なエコ&セキュリティ・ソリューション:入退室管理情報やカメラ監視情報と空調、熱源、照明、エレベーターの連動によるエコ&セキュリティ
(3)
エコで便利な統合遠隔サービスソリューション:エレベーターや空調、電源などビル設備を遠隔から制御・保守・診断・情報提供などを行うワンストップサービス

 新組織には、現在社会システム社にあるファシリティソリューション事業部門を中核に、電源設備、エレベーター、空調、照明、セキュリティ、スマートグリッドなど、グループを挙げて、関連部門から人員を配置します。
 当社は、新体制への移行を機に、グローバルな社会・産業動向によりスピーディーに対応し、エコ・ソリューションとセキュリティ・ソリューションを統合したソリューション事業の拡大を通じ、持続可能な社会の実現と地球環境の保全に貢献していきます。