ニュースリリース
60Ah級セルの二次電池「SCiB」を今年度中に供給開始
2010年09月29日
当社は、太陽光発電等の蓄電システム(定置用)および電気自動車向けにセルの容量を60Ahに高めた二次電池「SCiB」を開発しました。今年度中に供給を開始する予定です。
今回開発したセルは、新材料の採用および充填技術の開発により、急速充電性能、長寿命、低温特性などのSCiBの特性はそのままに、体積エネルギー密度を従来比約1.3倍の約230~約270Wh/Lに高めることにより、高容量化を実現しました。セルの高容量化により、太陽光発電所やスマートグリッドなどで利用される大規模蓄電システムへの適用や、電気自動車の航続距離向上が可能となります。
当社は、この高容量セルを自動車向けに加え、東芝グループの社会インフラ事業である電力貯蔵、太陽光発電、交通、産業分野などにシナジー効果を生かして展開することで、お客様に最適な電池システムを提供していきます。
60Ah級セル概要
容量:60Ah級
体積エネルギー密度:約230~約270Wh/L
供給開始:2010年度(予定)
備考:VDA規格準拠注
- 注
- ドイツ自動車技術協会規格