ニュースリリース

電動フルフラットバス実証研究プロジェクトに60Ah級の二次電池「SCiB」を納入

実用化に向けた第二次プロトタイプ車両開発にもコアメンバーとして参画
2010年10月26日

 当社は、慶応義塾大学等が参画する「電動フルフラットバスの実証研究」(以下、「実証研究プロジェクト」)で開発を進めている電動バスの試験車両向けに60Ah級の二次電池「SCiB」を納入します。

 今回納入するSCiBは、今年度より供給を開始する予定の60Ah級セルのプロトタイプです。バスでの使用に求められる、長寿命、急速充電、低温特性、安全性などのSCiBの特性が評価され、今回の本プロジェクトに採用されました。

 また、当社は、神奈川県を中心とする、電動バスの実用化に向けた開発体制(コンソーシアム)にコアメンバーとして参画し、同コンソーシアムで行う第二次プロトタイプ車両開発に協力していきます。第二次プロトタイプ車両は、実証研究プロジェクトで開発した試験車両をベースに、実用化に向けた技術開発・改良を行うもので、当社は電池モジュール開発を担当する予定です。

 当社は、電気自動車分野をSCiB事業の中核領域と位置づけています。今回の電動バスへの納入やコンソーシアムへの参画を通じて、電動バス向けSCiBの研究開発を加速するとともに、今後も電気自動車向け事業の拡大を図っていきます。