ニュースリリース
原子力発電所向けタービン用機器製造合弁会社設立のお知らせ
2011年01月17日
株式会社 IHI
株式会社 東芝
株式会社IHI(以下「IHI」)と株式会社東芝(以下「東芝」)は、平成22年7月23日付でお知らせしましたとおり、両社で国内外の原子力発電所向けタービン用機器(ケーシング・ノズル等)の製造を目的とする合弁会社の設立について準備を進めて参りましたが、本日付で下記のとおり設立しましたのでお知らせいたします。
本合弁会社は、IHI横浜事業所内を拠点とし、約30,000m2の敷地に、最新鋭の大型製造設備を効率的に配置し、3D-CADシステム等の最新IT技術を駆使して東芝が設計するタービン用機器を高い品質で着実に製造し、東芝グループが世界中で受注する沸騰水型(BWR)および加圧水型(PWR)原子力発電向けに提供していきます。
IHIと東芝は、従来、沸騰水型(BWR)原子力発電所の建設および運転保守ビジネスにおいて、密接な協力関係を築き活動してきており、また米国ウェスチングハウス社に出資して、加圧水型(PWR)原子力市場への参入及びビジネス拡大についても取り組んでおります。
本合弁会社の設立により、IHIは、得意とする原子炉圧力容器や格納容器の製造に加え、従来手掛けていなかったタービン機器製造という新たな事業領域の拡大につなげ、また、東芝は、タービンの生産能力を拡大し、原子力事業のサプライチェーン強化を図ります。
本合弁会社を加えた東芝/IHIグループは一丸となって地球温暖化防止とエネルギーセキュリティ確保を両立する原子力発電に対する世界中でのニーズに応えて参ります。
記
設立する合弁会社の概要
1. 商号: | IHI・東芝パワーシステム株式会社 (英文表記:TOSHIBA IHI Power Systems Corporation) |
2. 本店所在地: | 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 |
3. 設立年月日: | 平成23年1月17日 |
4. 払込資本: | 310,000,000円 |
5. 代表者: | 代表取締役社長 山田 祐司(東芝) 代表取締役副社長 卜部 健人(IHI) |
6. 議決権比率: | IHI:東芝=52%:48% |
7. 事業内容: | 発電所向け蒸気タービンの低圧タービンケーシング、ノズルダイアフラムその他の機器および構成部品の製造、保守および販売 |