ニュースリリース
第20回 東芝グループ環境展の開催について
当社は、1月27日(木)と28日(金)に、当社グループの最新の環境調和型製品、環境負荷低減に向けた活動などを一般展示する「第20回東芝グループ環境展」を本社ビルで開催します。
今年度は、当社が特に力を入れている生物多様性保全への取り組みについてコーナーを設けて説明しています。LIME手法注1を用いた生物多様性への影響評価について、製品・サービスの事例をあげた紹介をはじめ、工場でのWET注2による排水管理手法やビオトープの運用のほか、当社グループの主な事業所について、土地利用を通じて地域の生態系ネットワーク構築にいかに貢献できるかを定量的に評価する「生物多様性ポテンシャル評価」の結果についても紹介します。
また、当社が掲げる「環境ビジョン2050」の達成に向け、「3つのGreen」である「東芝がモノを作るときのエコ“Green of Process”」、「東芝の作る製品がエコ“Green of Product”」、効率の高いエネルギー供給機器の開発などの「環境技術で貢献するエコ“Green by Technology”」の観点から、事業活動や製品などの展示を行います。
当社は、地域特性をふまえてグローバル事業を拡大し、利益ある持続的成長と環境負荷の低減を両立する「エコ・リーディングカンパニー」を目指すとともに、今後も本展示会など、当社グループの環境経営に対する理解を深めていただく場を提供していきます。
- 注1
- LIME(Life cycle Impact Assessment Method based on Endpoint modeling)。(独)産業技術総合研究所がLCAプロジェクトを通じて開発した、生物多様性を評価の視点の一つに持つライフサイクル影響評価手法。
- 注2
- Whole Effluent Toxicity (全排水毒性試験)。生物応答(バイオアッセイ)を利用した排水管理手法。
主な展示内容
1.導入コーナー
当社の考える環境経営について、「環境ビジョン2050」をはじめ、「3つのGreen」やグローバル新コンセプト「ecoスタイル」の概要のほか、東芝グループ環境展20年の歩みなどを紹介します。
2.生物多様性コーナー
事業所を基点とする生態系ネットワークの構築を目指した取り組みのほか、生物多様性保全に貢献する当社の製品事例、社会貢献としての「東芝グループ150万本の森づくり」など、世界各国で展開する生物多様性保全の多様な取り組みを紹介します。
3.「Green by Technology」コーナー
原子力発電システムにおける先進炉ABWRや火力発電プラントからのCO2分離回収技術のほか、メガソーラ発電や次世代電力網「スマートグリッド」など、発電や送配電システムにおけるCO2排出係数の低減に貢献する先進技術を紹介します。
4.「Green of Product」コーナー
液晶テレビやLED電球などの家電製品をはじめ、ビル用マルチ空調システムなどの産業機器や二次電池、ストレージなどのキーデバイスで環境性能No.1を追求し、ライフサイクルでの環境負荷低減を目指した製品やサービスを展示します。
5.「Green of Process」コーナー
NAND型フラッシュメモリを生産する四日市工場における新棟建設での環境配慮や省エネクリーンルームをはじめ、海外現地法人におけるCO2排出量とエネルギー使用量の削減施策や、家電リサイクルにおける新技術開発など、グローバルでNo.1の低環境負荷を追求する取り組みを紹介します。
6.コミュニケーションコーナー
次世代の子どもたちにつなぐ環境授業、ブラジル、フィリピン、中国、米国など世界の地域社会におけるコミュニケーション、種々のメディアを通じたコミュニケーション活動を紹介します。
詳細は以下のサイトをご覧下さい。
http://www.toshiba.co.jp/env/jp/communication/2010/exh/kankyouten2010_j.htm
講演会・イベント
会期中、プロ・ナチュラリストの佐々木洋氏と慶應義塾大学 経済学部 教授の細田衛士氏による特別講演を行います。また、当社グループの株式会社テルム 環境マネジメント事業部 事業部長 杉原道行をはじめ、当社のスマートコミュニティ事業統括部 技師長 篠原哲哉、社会システム社 技師長 田村邦夫による環境セミナーを開催します。
添付資料
- 別紙: 2010年度東芝グループ環境ハイライト[PDF: 3MB]
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