ニュースリリース

東北地方太平洋沖地震後の電力システム復旧への当社グループ対応について

2011年03月22日

  3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により被災されました方々に、心よりお見舞い申し上げます。

  今回の震災により東北、関東地域の電力供給システムに多大な損害が発生いたしました。当社グループは、電力システム供給企業として、政府及び電力会社からの要請に基づき、他の関連企業との連携を図りながら、原子力発電所の安全確保ならびに、被災地域の一日も早い電力供給の復旧に向けて最大限の対応をしております。

  原子力発電所の安全確保に向け、当社グループは、地震発生直後に、本社、原子力のエンジニアリング拠点である磯子エンジニアリングセンターに技術者約700人からなる専門の対策チームを設け、24時間体制で情報の収集分析や対策の立案を進めています。また、政府および東京電力からの要請を受け、現在、100名以上の技術者を福島第一、第二原子力発電所に派遣し、技術的な支援・検討を行っており、これからも状況に応じて順次増強していきます。さらにグループ会社のウェスチングハウス、ABWR供給のパートナーであるショー・グループ、米国の大手原子力関連機器メーカーであるB&W社をはじめ米国の原子力関連企業から当社に対して原子力発電所の安全確保の支援の申し出を受けており具体的な協議を行っております。これらのパートナーの協力も得て当社グループは引き続き全力で対策と支援を行ってまいります。

  また、政府、電力会社が、東北・関東地域に広がる電力供給不足を一日も早く解消する努力をされている中で、当社グループは本社に150人からなる対策チームを設けました。電力会社の要請に基づき、東京電力、東北電力の被災した火力発電所および変電所・開閉所など送変電設備の早期復旧支援、定期検査中の火力発電所の運転再開前倒しに向けて技術員の派遣や部品・修理品の納期短縮、休止中の火力発電所の運転再開に向けての支援等、最優先に協力を行っています。今後も当社グループとして技術面でのサポートや設備の点検・修理、必要部品の早期供給等の支援を行っていきます。

  さらに、電力システムの基幹事業場である京浜事業所、府中事業所、浜川崎工場、三重工場では、最大限の製造能力を発揮して、関連機器の生産と供給を行い、一日も早い電力システムの復旧に協力してまいります。