ニュースリリース

イタリアの送変電・太陽光発電エンジニアリング会社の買収について

-電力送変電・メガソーラー事業の欧州・北アフリカ市場への本格参入-
2011年03月29日

  当社はイタリアの電力送変電(T&D)および電力・産業用太陽光発電プラント(PV)のエンジニアリング会社であるアンサルドT&D社の株式67%を取得しました。当社はアンサルドT&D社を通じて、欧州、北アフリカにおけるT&DおよびPV事業に本格的に参入します。

 アンサルドT&D社は、1853年に設立されたイタリアの重工業グループであるアンサルドグループ(現フィンメカニカグループ)の一部門として1984年から事業を開始したエンジニアリング会社です。2007年に現フィンメカニカグループから離れた後も、欧州、北アフリカを中心にT&DプロジェクトやPVプラントにおいて多数の実績を積み重ねてきました。

 欧州・アフリカ市場におけるT&D市場規模は、世界市場の20%近くを占め中国に続く2番目の市場規模であり、今後も着実な需要増加が見込まれています。
  また、欧州におけるPV市場は世界市場の80%近くを占め、今後も世界最大の市場であり続けることが見込まれます。
  さらに、今後はスマートグリッドプロジェクトなど新たな市場の拡大も期待されています。

 今後も、当社はT&DおよびPV事業のグローバルな展開に努め、事業拡大に繋げていきます。  

 注:当社調べ

新会社の概要 

1.社名 :アンサルドT&D社(Ansaldo Trasmissione & Distribuzione S.p.A)
2.代表者 :会長 宮原 茂男
(前 電力流通・産業システム社 電力流通システム事業部 海外電力技術部長)
3.所在地 :イタリア国ジェノバ市
4.売上高 :約50百万ユーロ(約57億円 2010年)
5.従業員数 :約40名
6.事業内容 :欧州、北アフリカにおける変電所、PVプラントのEPC及び機器販売