ニュースリリース

「東芝グループ 環境レポート2011」の発行について

2011年09月06日
環境レポート2011の表紙画像

 当社は「東芝グループ 環境レポート2011」を本日発行します。今年6月に発行した「CSRレポート」の環境に関する詳細情報をまとめたもので、70ページで構成されています。本レポートでは当社グループの環境経営のコンセプトやモノづくり、製品の環境配慮の取り組み、エネルギー・環境技術などを中心に報告をしており、さらに震災復興や節電に対する当社の取り組みもまとめています。また、本レポートは英語版(10月発行)、中国語版(10月発行:PDF版)の発行も昨年に引き続き予定しており、当社グループの環境経営について、よりグローバルレベルでの理解浸透を図ります。

 さらに、「東芝グループ 環境レポート2011」および関連データを、当社環境経営ホームページ (http://eco.toshiba.co.jp/)にて公開します。なお、レポートの冊子は、環境経営ホームページから申し込み頂けます。

環境レポート2011の主要掲載事項

1.ハイライト

 当社グループ経営トップのコミットメント、総合環境効率を2000年度基準で2050年度までに10倍に高めるファクター10を目指す「環境ビジョン2050」をはじめ、「環境ビジョン2050」達成に向けた環境アクションプラン注1の進捗状況、当社の環境負荷の全容、および生物多様性保全への取り組みについて説明しています。
また、今回は震災復興、節電対応に貢献する製品・サービスや当社グループの事業所での節電対応、お客様へ節電・省エネ施策を提案する取り組みをまとめるとともに、震災が人々の価値観におよぼした影響と今後の社会のしくみやライフスタイルの動向について、4名の有識者の方のご意見も記載しています。

注1

従来の「環境ボランタリープラン」から名称変更

2.Green of Process

 当社グループは、モノづくりおいて、グローバルNo.1の低環境負荷を追求し、すべての事業領域においてトップレベルの売上高原単位を目指しています。本章では環境負荷を最小限にする取り組みについて、地球温暖化防止、資源の有効活用、化学物質の管理、環境リスクへの対応、使用済み製品のリサイクルの観点から報告しています。

3.Green of Product

 環境調和型製品(ECP)普及拡大のため、開発するすべての製品で環境性能No.1をめざした目標「ecoターゲット」を設定し、製品リリース時に環境性能No.1を達成している製品はエクセレントECPと認定しています。本章ではエクセレントECP認定製品をはじめとする環境調和型製品創出の実績や、製品における環境配慮について地球温暖化防止、資源の有効活用、化学物質の管理の観点から報告しています。

4.Green by Technology

 低炭素化技術で電力の安定供給と地球温暖化防止に貢献するエネルギー・環境技術分野での取り組みを、再生可能エネルギー、基幹エネルギーの分野ごとに報告しています。また、基幹エネルギーの項では被災した火力発電所の早期復旧支援、福島第一原子力発電所の早期安定化に向けた支援などの取り組みについて報告もしています。その他、低炭素社会の実現に向けた「スマートコミュニティ」に貢献する当社グループの技術や取り組み状況について、地域電力インフラ、水インフラ、交通インフラ、情報インフラ、医療インフラの観点から報告しています。

5.Green Management

 当社グループでは、Green of Process、Green of Product、Green by Technologyの3つの側面からの取り組みを支える基盤として、マネジメントや環境コミュニケーションを継続的に向上させる取り組みをGreen Managementとして推進しています。環境方針、環境マネジメント体制、環境監査、業績評価・環境表彰制度、環境会計などの取り組みや、グローバルな環境コミュニケーション活動、環境レポートや環境広告などを通じた情報発信、ステークホルダーとの対話などの取り組み、社外からの評価などを紹介しています。

 なお、2010年度版の「東芝グループ 環境レポート2010」は、環境省主催の「第14回環境コミュニケーション大賞」で地球温暖化対策報告大賞(環境大臣賞)と、東洋経済新報社主催の「第14回環境報告書賞・サステナビリティ報告書賞」で特別賞を受賞しました。

当社グループの環境ビジョンについて

 当社グループは、「地球内企業」として持続可能な地球の未来に貢献するため、「東芝グループ環境ビジョン2050」を策定し、総合環境効率を2000年度基準で2050年度までに10倍に高める目標を掲げています。この実現に向け、「東芝がモノを作るときのエコ“Green of Process”」、「東芝の作る製品がエコ“Green of Product”」、さらに、効率の高いエネルギー供給機器の開発などの「環境技術で貢献するエコ“Green by Technology”」、の3つのGreenで地球との共生や豊かな価値の創造のための取り組みを行っていきます。
 当社グループは、こうした環境への取り組みを一層加速するとともに、広く訴求するため、「ecoスタイル」をグローバル統一ブランドと定めています。 詳細は以下をご覧ください。
URL: http://www.toshiba.co.jp/env/jp/management/vision2050_0_j.htm

環境レポートに関するお問い合わせ先:

環境推進部 
TEL : 03(3457)2403