ニュースリリース
ウェスチングハウス社の社長交代について
当社のグループ会社であるウェスチングハウス社は、本年3月31日付で、アリス・キャンドリス社長が退任し、4月1日付で現米州地域総責任者のジム・ファーランド氏が新社長(Chief Executive Officer:CEO)に就任します。
また、拡大する同社のグローバル事業展開を支える組織運営体制を強化するため、同社としては初めて最高執行責任者(Chief Operating Officer:COO)の職も設けることとし、現在原子力燃料などの四事業の統括責任者であるリック・ペレツ氏が就任します。
2008年に就任したキャンドリス社長は、強力なリーダーシップでウェスチングハウス社を率いて、原子力燃料、原子力サービス、原子力発電プラント、原子力オートメーションの全ての部門において事業拡大を成し遂げました。2009年以降、中国における4基の新型加圧水型原子炉「AP1000®」の建設を進める一方、アメリカにおいては昨年12月、米原子力規制委員会(NRC)からウェスチングハウス社は「AP1000®」の設計認証を取得したことにより、米国における新規の原子力発電プラント建設開始も目前となりました。さらに、アメリカ、アジア、欧州中近東(EMEA)の3主要地域の事業運営体制を確立し、世界各地での事業拡大に向けた体制基盤を固めました。
こうした状況で、今後のウェスチングハウス社の更に一層の事業拡大への移行期を迎えることとなり、この度、ウェスチングハウス社の取締役会は、現在ウェスチングハウス社の北米、南米地域の事業運営の総責任者を務めるジム・ファーランド氏をキャンドリス氏の後任として、また幅広い経験と実績を有するリック・ペレツ氏を最高執行責任者に任命することにしたものです。
なお、キャンドリス社長は、4月1日以降はシニア・アドバイザーとして、同社の経営をサポートします。
ジム・ファーランド新社長の経歴
2003年 ルイジアナエネルギーサービス社社長
2006年 ウェスチングハウス社フィールドサービス事業部門長
2007年 ニューメキシコ州PNMリソーシズ社上級副社長
2010年 ウェスチングハウス社米州地域総責任者
リック・ペレツ新最高執行責任者の経歴
1981年 ウェスチングハウス社入社
2005年 原子力サービス事業部門責任者
2009年 原子力発電プラント事業部門責任者
2010年 原子力オートメーション、原子力燃料、原子力プラント、原子力サービスの4つの事業部門の事業統括責任者