ニュースリリース

東芝、双日と共同でベトナム石炭火力発電所プロジェクトを受注

2012年05月23日

 

株式会社東芝
双日株式会社
 

 

  株式会社東芝と双日株式会社は、韓国・大林産業(Daelim Industrial Co., Ltd.)と共同で、タイビン2石炭火力発電所プロジェクト(ベトナム北部/タイビン省)を、ベトナム国営石油公団(ペトロベトナム)の子会社で同プロジェクトのEPC契約者であるペトロベトナム建設(Petrovietnam Construction Joint Stock Corporation)から受注しました。
  受注したのは1,200MWの石炭火力発電所プロジェクトで、3社の受注総額は約8.3億ドル(約664億円)となります。本件はペトロベトナムの発電プロジェクトの中でも最大級のプロジェクトの一つとなります。

 今回の受注は、石炭火力発電所の設計、機器調達、工程管理サービスを含むEPS契約です。このうち、東芝と双日は蒸気タービン発電機を供給し、大林産業は発電所全体の設計・工程管理サービス、ボイラーおよび補機などの調達を行います。
  今回、ベトナムにおける双日のビジネス実績、また東芝の石炭火力発電所用蒸気タービン発電機における高い技術力、機器信頼性および米国をはじめとした世界各国での豊富な納入実績、大林産業のプロジェクト管理能力が評価され、受注に至ったものです。本件は2014年12月までに蒸気タービン発電機を順次納入する計画で、同発電所は2015年から運転開始予定となります。

 現在、ベトナムでは高い経済成長率を背景に、電力需要が年間平均で約16%増加しており、2012年の電力需要は17%増加すると推測されています。電力不足の状況は改善されておらず、国家電源開発計画のもと、国営電力公社やペトロベトナムによる新規発電所の建設が進められています。

 東芝と双日は、2009年7月にベトナム向けとして、本件と同じ発電能力のブンアン1石炭火力発電所向け蒸気タービン発電機を受注しています。今後も、両社の強みを生かし、ベトナムのインフラ整備に貢献すべく同国発電プロジェクトに注力していきます。

<プロジェクトの概要>

(1)プロジェクト名:タイビン2石炭火力発電所プロジェクト
(2)事 業 者:ベトナム国営石油公団(ペトロベトナム)
(3)発 注 者:ペトロベトナム建設(Petrovietnam Construction Joint Stock Corporation)
(4)所 在 地:ベトナム タイビン省 
(5)納入設備:600MW火力発電所用蒸気タービン発電機×2台
(6)契約体系図

スキーム図

<プロジェクトサイト近辺の地図>

ベトナム地図
        【ベトナム タイビン省 地図】