ニュースリリース

中国三門原子力発電所1号機の原子炉格納容器の上蓋の設置完了について

2013年02月01日
三門1号機の写真
上蓋が設置された三門原子力発電所1号機

 当社の連結子会社であるウェスチングハウスエレクトリックカンパニー社(以下、ウェスチングハウス社)は、米国The Shaw Group Inc.(ショー・グループ)、国家核電技術公司(SNPTC:State Nuclear Power Technology Corp.,Ltd.)とともに、中国浙江省三門原子力発電所1号機(以下、三門1号機)の原子炉格納容器の上蓋の設置工事を完了しました。

 三門1号機は、次世代型加圧水型原子炉「AP1000®」を採用した世界初のプラントであり、2009年4月に建設が開始されています。今回、原子炉圧力容器や蒸気発生器などの主要機器の格納容器への据付けを経て、重要なマイルストーンのひとつである原子炉格納容器に被せる約659トンの上蓋が設置されました。引き続き原子炉格納容器内外の工事を完遂、試験等を実施し、2014年に発電を開始する予定です。

 「AP1000®」は、中国では三門発電所及び海陽発電所にて各2基、米国ではボーグル発電所及びVCサマー発電所にて各2基、合計8基の建設工事が同時に進行中です。ウェスチングハウス社はこの進行中の8基の建設を確実に遂行するとともに、この建設経験を今後のプラント建設に生かしていきます。

 当社グループは今後も、高効率で安定的な電源確保に向け、火力・原子力などの基幹電源や再生可能・新エネルギーのベストミックスをグローバル展開し、持続可能な社会の実現に貢献していきます。