ニュースリリース

第22回 東芝グループ環境展の開催について

2013年02月07日

 当社は、当社の環境への取り組みを広く理解していただくことを目的に、最新の環境調和型製品や環境負荷低減に向けた活動などを一般展示する「第22 回東芝グループ環境展」を2月7日(木)と8日(金)に当社本社ビルで開催します。今回は約90点を展示します。

当社グループは「地球と調和した人類の豊かな生活」を2050年までに実現すべき“あるべき姿”と考え、その実現に向けた「東芝グループ環境ビジョン2050」を策定しています。このビジョンのもと、さまざまなイノベーションで環境負荷を低減し、新しい豊かな価値を創造していくことが、地球内企業としての使命だと考えています。

 今回の展示会では、当社グループが環境経営のコンセプトとしている「Green of Product(環境性能No.1製品の創出)」、「Green by Technology(エネルギーの低炭素化技術)」、「Green of Process(モノづくりの環境配慮)」、「Green Management(環境経営の基盤)」の4つのコーナーを中心に、それぞれの具体的な取り組みについて展示を行います。

 当社グループは、グローバルトップを目指す企業として海外事業展開を加速させていく中で、事業経営と環境経営をこれまで以上に一体化させ、持続可能な社会の実現に貢献していきます。また、今後も本展示会など当社グループの環境経営に対する理解を深めていただく場を提供していきます。

主な展示内容

1.Introduction(全体方針/施策)コーナー

 当社グループが2050年のあるべき姿としている地球と調和した人類の豊かな生活に向けた企業ビジョン「環境ビジョン2050」をはじめ、環境戦略を体系化した「環境グランドデザイン」、エコ・リーディングカンパニーとしての地位確立をめざした成果指標「第5次環境アクションプラン」と4つのGreenのコンセプト、過去25年にわたる環境活動の歴史などを展示します。また、当社グループがめざすスマートコミュニティの姿を紹介します。

2.Green by Technology(エネルギーの低炭素化技術)コーナー

 高効率で安定した電力確保をめざすトータル・エネルギーイノベーションを実現する技術として、環境省の「地球温暖化対策技術開発・実証研究事業」にて当社が推進している太陽熱実証プロジェクトや据付・メンテナンスが容易な小水力発電システムなどの再生可能エネルギー技術、高効率コンバインドサイクルや超臨界CO2循環サイクル火力発電などの基幹エネルギー技術、産業・社会インフラのエネルギー効率化と分散型電源の普及を促進するエネルギーソリューションについて紹介します。

3.Green of Product(環境性能No.1製品の創出)コーナー

スマートコミュニティを実現するために不可欠なホームITシステムやNAND型フラッシュメモリ、ソリッドステートドライブ(SSD)、ハードディスクドライブ(HDD)などのストレージ、最先端の低被爆化技術と省エネを両立させたX線CT診断装置、省エネ性能No.1(注1)のグリーンコンセプトエスカレーターなど、私たちを取り巻く社会インフラ、家庭、ビルなどのあらゆる分野で高い環境性能を発揮する製品を紹介します。

注1
2012年12月現在当社調べ

 4.Green of Process(モノづくりの環境配慮)コーナー

 当社グループは「地球温暖化の防止」、「化学物質の管理」、「資源の有効活用」という3つの視点で環境負荷を低減したモノづくりを進めています。このコーナーではこれらの視点にもとづいた循環加温ヒートポンプ活用による省エネ、CO2削減など環境負荷軽減対策、今年度3R(リデュース・リユース・リサイクル)推進功労者等表彰で経済産業大臣賞を受賞した大分工場での全員参加による3Rの取り組みと地域コミュニケーション、中国の製造拠点での省エネ活動など、国内外の事例を紹介します。

5.Green Management(環境経営の基盤)コーナー

 生物多様性の保全では国内外の拠点でビオトープの整備を進めており、日本国内に加え中国、フィリピンでの生態系ネットワーク構築や希少な動植物の生息域外保全(注2)の事例を紹介します。また、環境教育・人財育成の一環として進めている「eco(エコ)スタイルリーダー」の概要や、全世界一斉環境アクションを行う際のツールとなるTOSHIBA BATON(東芝バトン)など、国内外の環境コミュニケーション事例を展示します。さらに、当社LEDが採用された仏ルーヴル美術館・照明改修プロジェクト、中尊寺金色堂に寄贈した当社LED照明設備、住宅用太陽光発電システム、320列エリアディテクターCT技術などの環境広告も展示します。

注1
生息域外保全(生物多様性条約第9条)…本来の生息地では存続できない生き物について、自然の生息地の外で人工増殖を図り、生息地を再生した上で野生回復を図る方法。

詳細は以下のサイトをご覧下さい。
http://www.toshiba.co.jp/env/jp/communication/2012/exh/kankyouten2012_j.htm

講演会・イベント

 会期中、公益財団法人地球環境産業技術研究機構(RITE)理事・研究所長の山地憲治氏と、静岡県環境学習コーディネーターの坂東英代氏特別講演を行います。また、当社スマートコミュニティ事業統括部、東芝キヤリア(株)による環境セミナーを開催します。