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電力送配電システムの相互接続性確保に関するIEC国際規格の標準化について

2013年05月22日

 当社は、スマートグリッドにおける電力送配電システムの相互接続性を大きく向上するインタフェース方式として、電気電子分野の製品仕様やサービス仕様の記述に関する基本交換形式を利用した新たな方式について、IEC(International Electrotechnical Commission:国際電気標準会議)に国際規格原案を提案し、この度、承認を受けました。今後、最終国際規格案を作成し、国際投票を経て国際標準規格として成立する予定です。

 今回採択されたのは、スマートグリッドの中でも特に送配電分野の主要な各機器間で電力制御情報を交換するための共通情報モデル (CIM注1: IEC61968/IEC61970)と呼ばれる規格と、IEC全電気・電子分野における製品やサービスの属性の体系的分類を登録管理するIEC CDD(Common Data Dictionary)と呼ばれる「情報仕様の辞書注2」のデータベース規格(IEC61360-4DB)の間を接続するためのインタフェース規格(IEC62656-3)です。

 本規格は、多言語による記述に対応可能なデータ構造で、グリッドを構成する機器の更新に対応する管理機能も備えています。現在、欧州で製品のデータ記述仕様をIEC CDDに登録するための標準インタフェースとして広く活用されている国際標準規格(IEC62656-1)と、 CIM規格の情報を連携させる本規格を採用することによって、確実にサブシステム間の相互接続性が担保されます。今後、本規格を国際標準規格とし、各メーカーが本規格に準拠した機器を展開することで、世界各国で複数のメーカーが提供する電力送配電システムの相互接続が容易になります。

 世界の電力送配電システムでは、異なる企業のサブシステムや、新旧のサブシステムの相互接続性確保のため、各機器でやり取りされる情報が、CIMによって定義されるケースが増えています。しかしながら、CIMは対象となる機器や装置の分類が限られ、その属性も送配電に必要な情報に限定されるほか、機器や属性を呼称する言語も英語のみのため、世界各国の実情に応じたスマートグリッドの総合的な維持管理に使用するには不充分でした。また、構造上、多言語対応が難しく新情報の追加などのデータ構造のバージョンアップに対応する管理機能がありませんでした。このため、電力送配電システムがCIMに準拠していても、旧システムと新システム間の相互接続やグリッドを構成する機器の永続的な部分更新には対応していませんでした。

 当社は、今後も関連規格の標準化を進め、異なるメーカーのシステムも確実に相互接続が可能な送配電システムを実現し、スマートグリッドのグローバル市場の形成に貢献するとともに、規格開発で培った技術力を生かし、世界で安心して運用できる送配電システムを展開していきます。

 

注1
Common Information Modelの略。機器の接続性を確保するため、機器や装置の属性の識別子が共通語で記述されている必要があり、この共通語をIEC国際規格として定めたもの。
注2
単位や定義、データ型を明示した情報構造の辞書。

 

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