ニュースリリース

第10回エコプロダクツ大賞における経済産業大臣賞の受賞について

2部門にて最高賞を受賞
2013年11月26日

 当社グループは、エコプロダクツ大賞推進協議会が主催する第10回エコプロダクツ大賞において、エコプロダクツ部門およびエコサービス部門でそれぞれ最高賞である経済産業大臣賞を受賞しました。エコプロダクツ大賞の受賞は、当社グループとして5年連続の受賞となります。

 エコプロダクツ大賞は、環境負荷の低減に配慮したすぐれた製品・サービス(エコプロダクツ)を表彰することを通じて、それらに関する情報を需要者サイドに広く伝えるとともに、エコプロダクツの供給者である企業等の取り組みを支援することで、わが国におけるエコプロダクツのさらなる普及を図ることを目的に2004年に創設されたものです。本賞は、「エコプロダクツ部門」と「エコサービス部門」で構成され、各部門において、最もすぐれたエコプロダクツに後援各省の大臣賞が授与されます。

 今回受賞した製品は、エコプロダクツ部門では東芝エレベータ株式会社の「省エネ・環境・震災配慮型エレベーター」で、回生電力機能による電力の有効活用、LED照明の採用や待機電力の削減等により大幅な省エネを実現したエレベーターです。また、エコサービス部門では東芝ライテック株式会社および株式会社東芝の「画像人感センサーを活用した次世代照明制御システム」で、照明制御システムに搭載した人感センサーにより、わずかな人の動きから人の存在を検知し、より高い省エネ効果を実現します。いずれも業界トップの環境性能をもつ東芝グループ「エクセレントECP」に認定されています。

 なお、表彰式は12月12日から東京ビックサイトで開催されるエコプロダクツ展2013の中で行われる予定です。

2013-11-26 エコサービス部門の受賞対象に株式会社東芝を加えました。

注1
Environmentally Conscious Products:環境調和型製品。ECPは材料調達・製造・使用・廃棄といった製品ライフサイクルの全ての段階で環境に配慮した製品。エクセレントECPは、地球温暖化の防止、資源の有効活用、化学物質管理の徹底といった観点から、主要環境性能が業界トップであることを社内で審査の上認定した製品。詳細は以下をご覧ください。http://www.toshiba.co.jp/env/jp/products/ecp_j.htm

受賞製品の概要 

1.省エネ・環境・震災配慮型エレベーター「SPACEL-GR」ならびに「ELCRUISE」(東芝エレベータ株式会社)

<概要>
 省エネ・環境・震災配慮型エレベーター「SPACEL-GR」ならびに「ELCRUISE」は、回生電力機能による電力の有効活用、LED照明の採用や待機電力の削減などにより、従来型と比較して消費電力を大幅(最大50%)に削減しました。また、二次電池「SCiBTM」を採用したリチウムイオン蓄電システムからの電力供給によりピークシフトや停電時の継続運転を実現します。

<評価コメント>
 新開発の制御装置により待機電力を削減し、回生電力機能やLED照明の採用により、従来機種にくらべ消費電力を大幅(最大50%)に削減した標準形およびオーダー形エレベーターである。ドアまわりの安全に配慮し、電力需給逼迫による計画停電の際には蓄電池から電力供給する機能など、安全性・安心感の向上に加えて、ローラーガイドの採用により快適な乗り心地を実現している。ゼロアスベストや鉛、水銀フリーなど、有害物質の削減にも取り組み、オーダー形の機械室有り/無しタイプの中低速エレベーターとオーダー形機械室有りタイプの高速エレベーターなど、建物の規模や用途によって幅広い機種を選択できる。安全・安心・快適・環境をコンセプトに、さらなる省エネルギー・安全性能を向上させたエレベーターは優れたエコプロダクツとして高く評価できる。

2.画像人感センサーを活用した次世代照明制御システム(東芝ライテック株式会社・株式会社東芝

<概要>
 次世代照明制御システムは、照明制御システム「T/Flecs」に画像人感センサー「スマートアイセンサー」を搭載することで、人の存在をより高精度に検出し、細やかな省エネを実現します。

<評価コメント>
 画像認識技術を用いた新しい人感センサーを照明器具個別制御システムに組み込むことにより、効果的な省エネルギー制御を実現できるサービスである。人の動きをリアルタイムに、小さな動きも検知でき、デスクワークの動きも検知できる。また、検知範囲の調整ができるためレイアウトの変更にも対応でき、オフィス内の通路など、検知対象から除外したい場所は、検知対象除外ゾーンにする先進機能を備えている。点灯保持時間をより短く設定して不在時のきめ細かなコントロールをすることにより、ビルやオフィス向けに展開してより一層の省エネルギーに貢献できる優れたサービスである。

2013-11-26 エコサービス部門の受賞対象に株式会社東芝を加えました。

当社グループの環境ビジョンについて 

 当社グループは「地球と調和した人類の豊かな生活」を2050年の“あるべき姿”として描き、その実現に向けた長期ビジョンである「東芝グループ環境ビジョン2050」を策定しています。このビジョンのもと、Green of Product(環境性能No.1製品の創出)、Green by Technology(エネルギーの低炭素化技術)、Green of Process(モノづくりの環境配慮)、Green Management(基盤活動の継続的向上)の4つの「Green」で環境経営を推進しており、2015年までにエコ・リーディングカンパニーとしての地位確立をめざしています。