ニュースリリース

「エコプロダクツ2013」への出展について

2013年12月05日

 当社グループは、12月12日から14日まで東京ビッグサイトで開催される、日本最大級の環境展示会「エコプロダクツ2013」に出展します。ブース内では、当社グループが本年度から導入している環境経営コンセプト「T-COMPASS(ティーコンパス)」をもとに、環境課題を東西南北に見立て、各テーマに沿って当社の環境技術や製品を展示します。

 今回の展示では、T-COMPASSに沿い、北「資源消費量の最小化(Natural resource)」、東「エネルギー・気候変動への対応(Energy)」、西「水資源利用の最小化(Water)」、南「化学物質リスクの最小化(Substance)」というテーマ毎に、各環境課題の解決に貢献する技術や製品計20点を展示します。

 また、来場者に技術や製品をより身近に感じていただくために、開発者の顔写真や開発に至る背景、製品への想いなどもあわせて紹介します。

 当社グループは、エコ・リーディングカンパニーをめざし、今後も環境経営への取り組みをいっそう加速するとともに、環境レポートの発行や展示会への出展などを通して、当社グループの環境経営に対する理解を深めていただく場を提供していきます。 

 Toshiba Comprehensive environmental database and its Practical Application to Simplified and/or Streamlined LCAの略。コンセプトの概要は末尾参照。

展示テーマ

1.「資源消費量の最小化(Natural resource)」

 資源消費量の最小化を実現する技術、製品を紹介します。独自の成型技術で堅牢性と軽量・薄型を両立したノートPCやテレビなどのデジタルプロダクツをはじめ、医療被ばくを低減させる技術と設置面積の省スペース化を実現したX線CT装置や、複合機、ディスクアレイストレージなどを展示します。また、消せるトナーの複合機「Loops」を実際に使って、紙の再利用が体験できます。

 なお、「Loops」は、グリーンITアワード2013で経済産業大臣賞を受賞しており、同じく商務情報政策局長賞を受賞したエンタープライズ向けSSDやHDDのストレージ製品も紹介します。

2.「エネルギー・気候変動への対応(Energy)」 

 エネルギー・気候変動に対応する技術、製品を紹介します。HEMSやBEMSなどスマートコミュニティの中核となる技術・製品をはじめ、家庭用燃料電池、LED照明、エレベーター、エスカレーター、CO分離回収活用システムなどを展示します。また、住宅用太陽光発電システムの展示では、発電自転車により発電した電力でクリスマスツリーに明かりを灯す体験や、タブレットとスマートフォンを用いたスマート家電の遠隔操作の体験ができます。

 なお、第10回エコプロダクツ大賞の経済産業大臣賞を受賞した「画像人感センサーを活用した次世代照明制御システム」や、同賞および平成25年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰を受賞した「省エネ・環境・震災配慮型エレベーター」、平成25年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰を受賞した「空冷ヒートポンプ式モジュール型熱源機」も紹介します。

3.「水資源利用の最小化(Water)」

 水資源利用の最小化を実現する技術、製品を紹介します。ドラム式洗濯乾燥機をはじめ、循環加温ヒートポンプ、小水力発電、オゾン発生装置など、水資源の有効活用に向けた取り組みを展示します。ドラム式洗濯乾燥機「マジックドラム」の展示では、汚れ防止効果をデモ実験で体験することができます。

4.「化学物質リスクの最小化(Substance)」

 化学物質によるリスクの最小化を目的とした技術を紹介します。環境に関する規制の動向や、製品含有化学物質の管理徹底に向けた分析・調査技術などを紹介します。

 その他、ブース上部に設置する「メッセージモニター」では、各展示製品・技術の開発者からの環境に関するメッセージとともに、当日来場いただいたお客様からの感想もその場で配信します。

 なお、出展内容ついては、以下のサイトでも紹介していますので、ご覧ください。
 http://www.toshiba.co.jp/env/jp/communication/2013/exh/ecopro2013_j.htm

T-COMPASSとは

 T-COMPASSは、東芝グループの環境“羅針盤”として、資源消費量の最小化、エネルギー・気候変動への対応、化学物質リスクの最小化、水資源利用の最小化という対応すべき環境課題を“東西南北”で表現したものです。これにより主要4領域における環境課題とその貢献度を具体的に示すことで、当社の取り組みを社内外へ分かりやすく説明します。  

 今後は、本コンセプトに世界の新しい潮流である「スコープ3」、「環境フットプリント」などの考え方も取り込み、当社グループの環境経営をさらに深化させ、エコ・リーディングカンパニーとしての地位の確立を目指していきます。