ニュースリリース

日米科学交流プログラム「TOMODACHI 東芝科学技術リーダーシップ・アカデミー」の開始について

日米の高校生による体験型科学交流を来年度から実施
2013年12月13日
12/13大使館におけるレセプションでの写真 12/13大使館の一室での写真

12月13日 米国大使公邸で行なわれたプレスイベントでの写真
(左から ケネディ駐日米国大使、アイリーン・ヒラノ・イノウエ米日カウンシル会長、当社西田会長)

12月13日 米国大使館公邸内一室での写真

(左から、ケネディ駐日米国大使、当社西田会長、アイリーン・ヒラノ・イノウエ米日カウンシル会長)

*12月16日 写真掲載


 株式会社東芝(本社:東京都港区、社長:田中久雄、以下、「東芝」)は、社会貢献活動の一環として、米国政府と公益財団法人米日カウンシルージャパン(米日カウンシル・プレジデント・アイリーン・ヒラノ・イノウエ)が主導する日米若者の交流を図るTOMODACHIイニシアチブの趣旨に賛同し、ストラテジックパートナーとして協賛します。協賛内容としては、日米の科学技術教育を通じた次世代交流を促進するため、「TOMODACHI 東芝科学技術リーダーシップ・アカデミー」(TOMODACHI Toshiba Science & Technology Leadership Academy)を2014年度から開始します。

 本プログラムは、日米それぞれから高校生8名、教員4名(合計24名)が8月に日本に集い、米国における科学教育団体全米科学教師協会(National Science Teachers Association)の協力のもと、世界にある様々な社会課題の解決方法を合同で考える機会を提供するとともに、日米双方への貢献を目指す若いリーダーの育成を支援するものです。本プログラムは2014年度から2016年度までの3年間で、100万ドル(約1億円)相当の支援となります。

 初年度となる2014年度は、持続可能な街づくりとなるスマートコミュニティの実現に向けて、体験プログラムを通して考えます。本プログラムへの参加者は、米国側は当社が米国にて実施している科学技術コンテスト「エクスプロラビジョン・アウォード」における優秀校から論文審査等を経て選抜します。日本側は、全国の理数系教育への取り組みや国際交流に実績のある高校を中心に選考する予定です。
 また、当社が設立した東芝国際交流財団(Toshiba International Foundation)、東芝アメリカ財団(Toshiba America Foundation)も、日米国際交流、北米における科学教育支援の観点から、本プログラムを積極的に支援します。

【東芝 取締役会長 西田厚聰のコメント】

 当社はTOMODACHIイニシアチブのストラテジック・パートナーとして、本プログラムを通じ、日米の絆と友情を更に強化するとともに、次世代を担う日米両国の若者たちが科学を愛する心を育み、よりよき社会をつくるためのイノベーションを起こすことを期待しています。

【キャロライン・B・ケネディ駐日米国大使のコメント】

 TOMODACHIと東芝の新たなパートナーシップをとても嬉しく思います。東芝の多大な支援により、TOMODACHIイニシアチブは、 日米科学交流プログラム「TOMODACHI 東芝科学技術リーダーシップ・アカデミー」を開始し、日米の若い世代の関係をより密接にし、今後の日米関係をより深めます。

【全米科学教師協会 最高責任者 デヴィッド・エヴァンス氏のコメント】

 全米科学教師協会が、東芝TOMODACHI科学技術リーダーシップ・アカデミーの一助となれることを誇りに思います。日米両国の優秀な先生方、生徒達が、お互いに学び合いアイデアを共有しながら、持続可能なよりよき社会を実現するために活発な議論を交わし、お互いの友情を育んでくれることを期待しています。

<TOMODACHIイニシアチブについて>

米国政府と公益財団法人米日カウンシル-ジャパンの主導のもと、東日本大震災後の復興を支援するとともに、長期にわたり日米間の文化的・経済的な結び付きを強化し、友好を深めるかたちで投資を行う官民によるパートナーシップです。夢を持ち、その実現に向け計画を立て実行する日米の将来の世代、すなわち互いの文化や国を理解し、社会貢献に必要な世界で通用する技能と国際的な視点を備え、日米関係の将来に深く関わる「TOMODACHI世代」の育成を目指しています。