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プレスリリース

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東芝とGDFスエズ社がNuGen社に関する取引を完了

欧州で最大の原子力発電プロジェクト
2014年06月30日

株式会社 東芝
GDFスエズ社
ウェスチングハウス社

· 東芝とGDFスエズ社(以下、GSZ社)がニュージェネレーション社(以下、NuGen社)に関する取引を完了
· ウェスチングハウス社が展開する加圧水型原子炉「AP1000®」3基のうち最初の1基が2024年に稼働予定
· 英国で予測される電力需要の約7%を創出
· 本プロジェクトにより、英国内で14,000人から21,000人の雇用が新たに創出される見込み

 株式会社東芝とGSZ社は、英国北西部の西カンブリア地方にあるムーアサイドで、欧州では単一の原子力発電所の建設計画として最大規模となる原子力発電所の新規建設を推進するための取引を完了しました。

 東芝がNuGen社の株式の60%を取得し、GSZ社が同社の株式の40%を引き続き保有します。NuGen社は西カンブリア地方でウェスチングハウス社が展開する加圧水型原子炉「AP1000®」3基を建設する予定で、各原子炉の建設には約4年かかり、原子炉3基の稼働時には、英国で将来予測される電力需要の約7%に相当する電力を供給することができると期待されています。

 また、ムーアサイドの原子力発電所の建設に必要となる土地の賃貸借契約の延長について、英国原子力廃止措置機関(NDA)との間で取引を完了しました。

 ムーアサイドの原子力発電所は、2024年に稼働を開始する予定で、発電所が本格的に稼働を開始すると、合計で340万キロワットの電力が創出され、600万世帯もの家庭に電力を供給することが可能になります。本プロジェクトは、英国の既存発電所が廃止された際に、英国政府の掲げる低炭素化とエネルギー安全保障に関する目標達成に貢献します。ウェスチングハウス社の加圧水型原子炉「AP1000®」は、米国原子力規制委員会(NRC)の認可を取得済みで、現在、全世界で8基が建設中です。

 最終的な投資判断が予定されている2018年末までに、NuGen社は規制、認可および商業活動に関する多岐にわたる準備作業を進める予定です。NuGen社経営陣の2014年内の注力事項は、サイト調査をはじめ、サイト施設レイアウトやステークホルダーの関与についての予備調査ならびにステークホルダーとの協議に向けた準備となります。

 GSZ社は、原子力発電所運営会社として、原子力発電所のライフサイクル全体に対し、その40年に及ぶ原子力発電所の経営と運営の実績を通じ培った信頼性の高い確かな技能を提供していきます。また、GSZ社のグループ会社であるトラクテベル・エンジニアリング社(Tractebel Engineering)が、事業化の可能性に関する調査から建設、稼働、メンテナンスおよび廃炉に至るまでのエンジニアリングサービスを幅広く提供します。

 ウェスチングハウス社は、「AP1000®」向けに燃料を製造する英国政府から認可取得済みのプレストン近隣にあるスプリングフィールドの燃料製造施設を活用する予定です。この施設は現在、英国全土に存在する先端ガス冷却型原子炉ならびに輸出用の加圧水型原子炉向けの燃料を製造しています。

 また、東芝は、同社がグローバルな規模で培った専門技術・知識に、欧州の原子力発電事業者としてGSZ社が有する先駆的な専門技術・知識、さらにウェスチングハウス社が誇る世界最先端の技術を融合させることで、英国におけるエネルギー安全保障と長期的な雇用の創出に大きく貢献します。

 本取引の完了に際し、株式会社東芝代表執行役社長の田中久雄氏は、「このたび、東芝、GSZ社およびウェスチングハウス社の間で取引が完了したことで、『AP1000®』3基のムーアサイド建設計画が進んだことを再確認できたことを歓迎する。今回のプロジェクトは、英国において将来にわたり安定的かつ手頃な価格でエネルギーを供給し、二酸化炭素(CO2)の排出量を削減するために貢献するものと確信している。」と話しています。

 GSZ社会長兼最高経営責任者(CEO)のジェラール・メストラレ(Gérard Mestrallet)氏は、「東芝とウェスチングハウス社との技術提携ならびにNuGen社のプロジェクトの推進は、GSZ社の原子力戦略と熱意の成果だ。GSZ社には世界の様々な地域でエネルギープロジェクトの策定と運営に取り組んできた確かな実績があり、様々な市場モデルに関する深い知識ならびに原子力発電を含むあらゆる種類の発電事業を取り扱ってきた幅広い経験がある。私たちは特に、将来にわたり確かな低炭素発電を確保するための枠組みをもたらした英国政府の強固な戦略的ビジョンと政治的コンセンサスを高く評価している。」と話しています。

 ウェスチングハウス社社長兼最高経営責任者(CEO)のダニー・ロデリック(Danny Roderick)氏は、「欧州では最大の規模を誇る『AP1000®』を採用した原子力発電所が英国に建設されることを光栄に感じている。英国は、当社にとってすでに世界最大規模で事業を展開している場所の1つである。このプロジェクトを進めることで、英国内でのサプライチェーン確立が必要となり、結果的に数千もの専門的な雇用が創出され、地域経済は多くの恩恵を受けることになるだろう。当社は、安全で、クリーン、かつ、手頃な価格であり、今後数十年にもわたり地域に恩恵をもたらす原子力エネルギーを普及させるとの英国政府の決断を高く評価する。」と今回の取引を評価しています。

株式会社東芝について

 株式会社東芝は、フォーチュン・グローバル500にランキングされている企業で、電力・社会インフラ、コミュニティ・ソリューション、ヘルスケア、電子デバイスおよびライフスタイルという5つの主要事業領域において世界有数の優れた技術を有しています。「人と、地球の、明日のために。」という経営理念のもと、東芝は「創造的成長」を目指したグローバルな事業推進をし、誰もが安全で、安心できる快適な社会で暮らすことができる世界の実現に貢献しています。
 東芝は1875年に東京で創業され、現在では590もの子会社を要するネットワークの中核となる企業です。グループ従業員数は全世界で20万人を超え、売上高は6兆5,000億円(630億米ドル)を超えています。
 詳しくは、東芝のウェブサイト(http://www.toshiba.co.jp/index_j3.htm)をご覧ください。

GDFスエズ社について

 GDFスエズ社は、エネルギー需要への対応、確かな供給の確保、気候変動への対処および資源の最大限の利用といった今日直面するエネルギーと環境に関する主要な課題に取り組むため、責任ある成長という概念に基づく事業モデル(電力、天然ガス、エネルギー関連サービス)を展開しています。GDFスエズ社グループは、多様化したガス供給源、柔軟かつ低排出の発電技術、ならびに独立型の電力生産、液化天然ガス、再生可能エネルギー、およびエネルギー効率関連サービスという4つの主要な部門で培った専門的な技術・知識を駆使して、極めて効率的かつ革新的なソリューションを個人、社会、および事業体に提供しています。グループ従業員数は全世界で14万7,200人に上り、2013年度の収益は813億ユーロに達しています。パリ、ブリュッセル、およびルクセンブルクの各証券取引所に上場されており、CAC 40、BEL 20、DJ Euro Stoxx 50、Euronext 100、FTSE Eurotop 100、MSCI Europe、およびEuronext Vigeo(World 120、Eurozone 120、Europe 120およびFrance 20)という国際指標に示されています。

ウェスチングハウス社について

 株式会社東芝のグループ会社であるウェスチングハウス社は、原子力エネルギー事業を推し進める世界屈指の先駆的な企業で、原子力プラント関連の製品や技術を世界の電力会社に向けて供給している企業です。1957年、加圧水型原子炉を世界に先駆けて、米国ペンシルバニア州のシッピングポート原子力発電所に納入しました。欧州で稼働している原子力発電所の半数以上を含む、全世界の原子力発電所の実に約半数が同社の技術を基盤としています。「AP1000®」は、ウェスチングハウス社の商標で、すべての権利が保護されています。

NuGen社について

 NuGen社は、原子力事業に携わっている英国の企業で、その株式は東芝とGDFスエズ社が保有しています。NuGen社のムーアサイド・プロジェクトは、英国北西部の西カンブリア地方に新たな原子力発電所を設置することを目指しています。

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